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【1】NY市況 **
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□ダウ工業株
18209.19(+ 92.35)△0.51%
□ナスダック
4968.12(+ 7.15)△0.14%
□S&P500
2115.48(+ 5.82)△0.28%
□ダウ輸送株
9178.48(+ 34.96)△0.38%
□半導体株(SOX)
716.12(+ 9.42)△1.33%
□NY原油先物(4月限)
49.28(- 0.17)
□NY 金先物(4月限)
1197.30(- 3.50)
□バルチック海運指数
516 (+ 4)
□為替
(対ドル)118.93(前日比0.31円高)
(対ユーロ)134.85(前日比0.24円高)
□CME日経225先物
18660(+ 40)※大証先物比
24日のNY株式市場は、イエレンFRB議長の議会証言が買いを後押ししダウとS&P500がともに過去最高値を更新。ナスダックも約15年ぶりの高値で取引を終了しました。
この日序盤はイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を前に慎重ムードが強かったものの、議会証言の草稿が金融引き締めに関して懸念されたほど前向きではないとの安心感が相場を支援。
朝方発表された2月の米消費者信頼感指数は市場予想を下回りましたが、ギリシャの債務問題と金融支援の延長を巡り、同国が提出した財政改革案を欧州連合(EU)が基本承認し、この問題に関する不安感が和らいだことで投資家はリスクを取りやすくなりました。
イエレン議長は議会証言で改めて早期の利上げに慎重な姿勢を示すと買いが広がり指数は上げ幅を拡大、この日の高値圏で取引を終了しています。
ダウとS&P500は反発しともに過去最高値を更新。ハイテク株の比率が高いナスダックは2009年7月以来の10日続伸で、引き続き約15年ぶりの高値圏で取引を終了しました。
業種別では、公益(電力等)、金融、一般消費財・サービス(小売り、メディア、娯楽等)、素材(資源、化学等)、資本財(機械、工業等)などが上昇した一方、ヘルスケア(医薬品、医療保険等)が下げました。
個別銘柄では、取引開始前に増収増益決算と自社株買い計画を発表したホームセンターのホームデポが買われダウの上昇をけん引。同じく好決算を手掛かりに住宅建設のトール・ブラザーズが大きく上昇し、同業のパルトグループやKBホームなどにも買いが波及。四半期決算で増益を確保したケーブルテレビのコムキャストも堅調でした。
太陽光発電パネルのファーストソーラーとサンパワーが急伸。両社が投資目的会社の設立で交渉していることが材料視されました。一方、前日に最高値を更新したアップルは利益確定の売りで反落。フェイスブックやアマゾンなども下落しナスダック指数の上値を抑えました。百貨店のメーシーズが下落。決算は予想を上回ったものの通期見通しが予想を下回ったことが嫌気されました。
ダウ構成銘柄では、ホームデポ、JPモルガン、インテル、キャタピラー、IBM、ゴールドマン・サックスなどが上昇し、ユナイテッドヘルス、ディズニー、ボーイングなどが軟調でした。
NY原油先物(WTI)は5日続落。翌日の在庫統計の発表を前に在庫増加への警戒感から軟調な展開となりました。金先物は3日続落で、1月2日以来の1200ドル割れで取引終了です。
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【2】本日の注目点と話題 <img height=