大手電機メーカーの「日立製作所」は、鉄道事業を強化するため、イタリアの大手メーカーから鉄道事業と信号事業を、日本円にして合わせておよそ2500億円で買収することで基本合意したことが分かりました。
関係者によりますと、日立製作所は、防衛・航空などを手がけるイタリアの大手メーカー「フィンメカニカ」との間で、傘下にある鉄道車両を製造する会社と、信号システムの事業を手がける会社をそれぞれ買収することで基本合意し、最終的な手続きを経て近く発表する見通しです。
買収金額は日本円にしておよそ2500億円と、日立としては過去最大規模の買収になるということです。
日立は、イギリス政府から、ロンドン中心部と都市間を結ぶ高速鉄道の車両を更新する事業を受注するなど、鉄道関連の事業に力を入れてきました。
買収が完了すれば、日立の鉄道関連事業の売り上げは、これまでの倍以上となる年間4000億円規模となります。
良い方向に進みますように…