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【1】今日の相場 **
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◎日経平均
18199.17(+212.08)△1.18%
◎TOPIX
1482.67(+ 20.60)△1.41%
◎売買高概算 27億2387万株
◎売買代金概算 2兆8050億円
◎時価総額 533兆0368億円
◎値上り銘柄数 1319
◎(昨年来)新高値 248
◎値下り銘柄数 426
◎(昨年来)新安値 1
◎変わらず 117
◎騰落レシオ(25日)
126.50% (前日比8.84%上昇)
◎サイコロ(日経平均) 6勝6敗
●●○●○○●○●○●○ 50.0%
◎カイリ率(日経平均)
25日線比+3.70%
75日線比+5.21%
◎為替
(対 ド ル)119.19 (前日比0.66円安)
(対ユーロ)135.78 (前日比1.23円安)
◎出来高上位
1.みずほ <8411>
210.6円(+ 2.9円)24248万株
2.三菱UFJ<8306>
743.3円(+22.9円) 9723万株
3.スカイマク<9204>
36円(+ 7円) 8358万株
4.新日鉄住金<5401>
309.1円(+ 1.9円) 6931万株
5.日立 <6501>
819.6円(+39.4円) 5953万株
◎売買代金上位
1.日経レバE<1570>
14200円(+ 320円) 1317億円
2.トヨタ自 <7203>
7959円(+ 157円) 1008億円
3.三菱UFJ<8306>
743.3円(+22.9円) 718億円
4.三井住友 <8316>
4566.5円(+ 135円) 599億円
5.みずほ <8411>
210.6円(+ 2.9円) 509億円
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1510万株 買い1570万株
本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅高、前日比212円(1.18%)高の1万8199円で取引終了。07年7月17日以来、約7年7ヶ月ぶりの高値水準となっています。
昨晩のNYダウが28ドル高となって過去最高値まであと6ドルに接近。S&P500は連日で過去最高値を更新、そして円相場は1ドル=119.20円前後、1ユーロ=136.10円前後の円安に振れたことを好感して朝方から幅広い銘柄に買いが先行。ギリシャ懸念がやや後退していることも買い安心感を誘い、引けにかけてジリジリと上げ幅を広げています。JPX日経インデックス400は8日連続高、東証株価指数(TOPIX)も3日連続高でいずれも連日で昨年来高値を更新です。売買代金は概算2兆8050億円、上海総合指数は24ポイント高の3246です。
業種別では、銀行、精密、土石、電機、陸運、海運、繊維などの上げが目立ちます。
個別銘柄では、テーマとしての「訪日ブーム」関連が軒並み高。銀座に主力店舗を構える三越伊勢丹が24円高の1758円、プリンスホテルの西武HDが71円高の2995円、渋谷の東急電も22円高の817円。
銀座の老舗百貨店の松屋が95円高の1880円、外国人観光客で賑わうドンキホーテも380円高の8470円、ウエルシアが90円高の4525円、マツモトキヨシが15円高の3910円と薬局大手も上昇。
中国では本日から春節(旧正月)の大型連休が始まり、連休中に観光客が大幅に増えることに対する期待感から物色の矛先が向かっています。尚、日本政府観光局が14時頃に1月の訪日外国人客数が前年同月比29%増の121万8000人と発表。1月としては過去最高となり、買い材料視されています。
他にも家電の免税店を展開するラオックスが24円高の330円、東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランドが670円高の2万9075円、椿山荘・太閤園、そしてワシントンホテルを擁する藤田観光が45円高の471円と大幅高。JR東海が365円高の2万1810円、JR東日本も175
円高の9998円と値を上げ、連日で昨年来高値を更新しています。
国策としての地方創生をテーマに地銀株が軒並み高。ふくおかFGが28円高の654円、横浜銀が19.2円高の736.3円、静岡銀が15円高の1198円、三菱UFJも22.9円高の743.3円と値を飛ばし、セクター別では銀行が値上がり率トップです。
その他、円安を背景にトヨタ自動車が157円高の7959円と値を上げて昨年来高値を更新、約8年ぶりの高値水準となり、日産自も18.5円高の1194.5円と連日で昨年来高値を更新です。
本日の新高値銘柄は、長谷工、山パン、亀田菓、ハウス食、関東電化、武田薬、日医工、富士製薬、沢井製薬、日ペ、WOWOW、ファナック、トヨタ、三菱UFJ、JR東日本、JR東海、東武、日本空港ビル・・・等々です。
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【2】主な投資判断 **
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[ドイツ証券]
新 規 A
(5401)新日鉄住金 349円
新 規 A
(5411)JFE 3,529円
据置き A
(7202)いすゞ自動車 1,900円
[UBS証券]
据置き A
(7203)トヨタ自動車 9,000→ 8,800円
引下げ A→B
(7270)富士重工 5,300→ 4,100円
据置き B
(7269)スズキ 4,000→ 3,800円
[クレディS証券]
据置き A
(9202)ANA 305→ 345円
[モルガンSMUFJ証券]
新 規 C
(7211)三菱自動車 1,120円
[バークレイズ証券]
引上げ B→A
(6856)堀場製作所 4,400→ 4,950円
[ゴールドマンS証券]
据置き A
(5108)ブリヂストン 4,700→ 4,900円
据置き A
(5110)住友ゴム 2,100→ 2,250円
[野村証券]
引上げ B→A
(5201)旭硝子 570→ 870円
据置き A
(9984)ソフトバンク 10,570→10,950円
[みずほ証券]
据置き A
(2267)ヤクルト 7,200→ 7,600円
据置き A
(6640)第一精工 2,700→ 2,850円
据置き A
(7267)ホンダ 4,600→ 4,800円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【3】高値更新が見えたナスダック **
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NY市場に目を移せば、S&P500種指数は連日で過去最高値を更新、ダウも過去最高値水準にあり、日本株よりも先行しています。
S&P500とダウが過去最高値圏にあるのに対し、ナスダック指数が最高値を更新したとの声はまだ聞こえてきません。
ナスダック指数は、1998年頃は1500から2000の間で推移していましたが、1999年からのハイテク新興企業の勃興でハイテク株中心のナスダック指数は2000年3月10日の5048まで駆け上がりました。
これがいわゆる「ITバブル」で、「ドットコム・バブル」とも呼ばれました。
その後、利上げと同時多発テロの影響もあってバブルは崩壊。ナスダック指数は1100台まで下落。2007年10月には2860まで回復しましたがリーマンショックで再び1300台まで下落しました。
今現在はと言いますと、昨日のナスダック指数の終値は4899で、2007年10月につけたリーマンショック直前の高値(2860)をはるかに上回り、史上最高値の5048が見える水準にまで回復してきています。
ナスダックの最高値更新など想像し難い時期もありましたが、今はこの通り。極寒に耐えればやがて春が来る。季節が巡るようでもあります。
国内の小売り業界で、売上げが伸びる「○○商戦」というのはいくつかありますが、近年は特に大都市圏の百貨店等にとって「春節商戦」が最重要のイベントになりつつあります。ちなみに、日本政府観光局が本日発表した1月の訪日外国人客数は前年同月比29%増の121万8000人で、1月としては過去最高を記録しています。