明日は二十四節気にいう「雨水(うすい)」で、「このころ雨水ぬるみ、草木の発芽を促し、萌芽の兆しが見えてくる」と言われます。春は必ず来るのですが、足元の冷たさ故に、萌芽の兆しを感じるというような気持ちには中々なれなかったりします。
ところで、日経平均株価は順調に上昇し、本日の終値は1万8199円となっています。リーマンショック直前の2007年7月9日につけた終値ベースの高値(1万8261円)まで62円と、あとわずかです。
ザラバ高値としては07年2月の1万8300円という価格がありますが、その水準を超えますと、「ITバブル」時の高値、2000年4月12日の2万0833円が見えてきます。
振り返ってみますと、リーマンショック後の景気悪化は深刻で、派遣労働者の大規模な解雇・雇い止めが発生。08年の暮れには職や住居を失った数百人の人が都内の公園の炊き出しに並びました。
当時の株価の急落も深刻で、日経平均は1万8000円台から7000円割れまで急落しました。
良くなる兆しが全く見えなかったのが当時の世の中の状況ですが、あれから数年経た現在は、雇用が好調で賃金も上昇傾向にあり、株価も急落前の水準を回復しています。