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【1】今日の相場 **
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◎日経平均
17987.09(- 17.68)▼0.10%
◎TOPIX
1462.07(+ 2.64)△0.18%
◎売買高概算 23億1660万株
◎売買代金概算 2兆2494億円
◎時価総額 525兆9001億円
◎値上り銘柄数 1111
◎(昨年来)新高値 150
◎値下り銘柄数 620
◎(昨年来)新安値 5
◎変わらず 131
◎騰落レシオ(25日)
117.66% (前日比3.96%上昇)
◎サイコロ(日経平均) 6勝6敗
○●●○●○○●○●○● 50.0%
◎カイリ率(日経平均)
25日線比+2.75%
75日線比+4.22%
◎為替
(対 ド ル)118.48 (前日比0.12円高)
(対ユーロ)134.45 (前日比1.09円高)
◎出来高上位
1.みずほ <8411>
207.7円(+ 1.0円)18740万株
2.三菱UFJ<8306>
720.4円(- 8.6円) 9221万株
3.スカイマク<9204>
29円(+ 18円) 8412万株
4.新日鉄住金<5401>
307.2円(+ 9.5円) 5697万株
5.ユニチカ <3103>
54円(± 0円) 4375万株
◎売買代金上位
1.日経レバE<1570>
13880円(- 30円) 939億円
2.三菱UFJ<8306>
720.4円(- 8.6円) 668億円
3.トヨタ自 <7203>
7802円(- 27円) 553億円
4.三井住友 <8316>
4431.5円(- 8.5円) 457億円
5.みずほ <8411>
207.7円(+ 1.0円) 389億円
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1260万株 買い1020万株
本日の東京マーケットは日経平均株価が小幅安、前日比17円(0.10%)安の1万7987円で取引終了です。
昨晩のNY市場はプレジデントデーの祝日で休場。手掛かり材料難の中にあって昨日に日経平均株価が1万8000円台に乗せた反動から朝方は売りが先行。ギリシャ債務問題の先行き不透明感も加わって9:21には下げ幅が103円となって1万7901円まで下押しする場面がありました。ただ、下値では先高期待からの押し目買い意欲は旺盛。引けにかけて徐々に下げ幅を縮小し、小幅安での引けとなっています。
尚、東証株価指数(TOPIX)は連日で高値を更新。JPX日経400は7日連続高となっています。売買代金は概算2兆2494億円、上海総合指数は24ポイント高の3246です。
業種別では、鉄鋼、建設、陸運などが高く、銀行、情報通信、不動産などが下げています。
個別銘柄では、アジア各国・地域の「春節」入りで訪日関連、インバウンド消費関連の上昇が目立ちます。既に連休入りしている台湾に加え、18日からは中国と韓国、19日からは香港、マレーシア、シンガポールといった国々が旧正月に当たる「春節」の休みに入り、大挙して訪日することが想定され、関連銘柄に物色の矛先が向かっています。
東京ディズニーランド&シーを運営するオリエンタルランドが335円高の2万8405円、その筆頭株主の京成電鉄が15円高の1431円、東京スカイツリーを運営する東武が5円高の586円と昨年来高値を更新。
JR東日本が114円高の9823円、JR東海が480円高の2万1445円と連日の大幅高で昨年来高値更新、インバウンド消費関連で大丸と松坂屋が統合のJフロントが5円高の1675円、高島屋も3円高の1127円といずれも連日で昨年来高値更新となっています。
また、インバウンド消費関連としてサマンサタバサのバッグで成長中のサマンサJPも7日連続高、52円高の1073円と値を飛ばしています。サマンサは空港に免税店を出店しているほか、アジアでの店舗展開も進めており、三越伊勢丹と協業で高価格帯の新ブランド「ラプリュム サマンサタバサ」の展
開も開始しています。
有機肥料主力で丸紅系の片倉チッカリンが43円高の320円、化学肥料大手で全国農業協同組合連合会(JA全農)系のコープケミカルが35円高の142円と大幅高。今年10月に合併する方針を固めたと報じられ、材料視した買いが集まっています。JA全農や丸紅が総額約40億円の第三者割当増資を
引き受け後押しするとしており、実現すれば売上高は400億円を超え業界首位に浮上します。
その他、業績好調で渋谷再開発の大型受注の東急建設が36円高の723円、大豊建設が38円高の616円と大幅高、正露丸の大幸薬品も118円高の1896円、工業用ミシン世界1位のJUKIが27円高の414円、ジェネリックの日医工も23円高の2239円と上値追いの展開が継続しています。
本日の新高値銘柄は、極洋、東急建、大豊建、ハウス食、MonotaRO、Jフロント、高島屋、WOWOW、ファナック、東京海上、東武、JR東日本、JR東海・・・等々です。
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【2】主な投資判断 **
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[ドイツ証券]
引下げ A→B
(4502)武田薬品 5,750→ 5,800円
[クレディS証券]
据置き A
(4204)積水化学 1,700→ 1,800円
据置き A
(6367)ダイキン 8,300→ 9,200円
据置き B
(6674)GSユアサ 560→ 550円
[ゴールドマンS証券]
据置き A
(2181)テンプHD 4,800→ 5,000円
据置き B
(7936)アシックス 2,300→ 2,500円
据置き C
(7731)ニコン 1,410→ 1,310円
[野村証券]
据置き A
(3391)ツルハHD 6,100→ 9,000円
引下げ B→A
(5002)昭和シェル石油 1,080→ 1,370円
据置き A
(4585)UMNファーマ 3,800→ 4,300円
[SMBC日興証券]
据置き A
(9101)日本郵船 420円→ 460円
据置き A
(9104)商船三井 460円→ 510円
据置き A
(9107)川崎汽船 360円→ 390円
[大和証券]
据置き 1
(3288)オープンハウス 2,920→ 3,090円
引下げ 1→3
(8031)三井物産 1,920→ 1,500円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【3】一つの好材料と百の売りサイン **
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情報の洪水と言うに相応しい最近の状況下では、情報の取捨選択が重要となりますが、実際には、本当に役立つ情報というものはそれほど多くはありません。
ただ、買う立場と売る立場の投資家とでは情報の選択にも差が生じてきます。
株を買おうとする投資家は、東証上場銘柄だけでも2000を超える銘柄の中から選択することになりますが、それら全部に目を配らせ企業内容の把握に努めようとしましても全銘柄をカバーするのは実質的には不可能です。さらには、投資対象を絞りましても、銘柄やタイミングについて最終的な決断ができない投資家が多いようです。
一方の売る側は、持株の状態を把握するだけで事が済みますのでそれほど多くの労力はかかりません。
「買う人には百の目が必要だが、売る人には一つの目で十分だ」
たしかにその通りです。しかし、そこに「欲」が絡み、株価の動きに惑わされてしまうのが人の弱さです。一つの好材料で飛びつき、百の売りサインがでても売れないというケースが目立ちます。
様々な情報を基に最終的な投資判断を行うわけですが、どのようなプロセスを経るにしましても判断や選択の基準を持つということは非常に重要なことです。