中国では明日から1週間、「春節(旧正月)」の大型連休に入ります。
帰省や旅行で人が動く春節前後の約40日間は「春運」と呼ばれる大移動期で、今年の期間中の移動人口は延べ34億人に達すると見込まれており、日本にも多くの中国人が訪れます。
ちなみに、中国人の訪日旅行では関西国際空港から入って、大阪や京都を巡り、箱根で富士山を満喫し、東京では秋葉原や浅草、皇居または台場などを周遊し、ディズニーランドで遊び、成田から帰るコース、またはその逆が「ゴールデンルート」と言われる人気のコースです。
お土産としては家電やブランド品など人気ですが、中国共産党の機関紙の一つ「北京青年報」は、中国人観光客が日本で購入するものとして「炊飯器に続いて消臭抗菌などの機能がついた便座が必須の商品の一つ」と紹介しています。
ところで、海外の旅行者が日本に来て驚いたことの一つに、落し物が手元に戻ったという経験があげられます。
ある中国人旅行者は、都内観光中に現金やカード入りの財布を落とし、それが無事戻ってきたという体験を「ミラクルだ」としてSNS上で報告しています。
参考までに警視庁の集計によりますと、昨年、東京都で落し物として届けられた現金は約33億4千万円で、5年連続の増加となっています。これまでの最多はバブル景気で沸いた1990年の約35億円ですが、当時に迫る水準となっています。
その一方で、約24億7千万円の現金は持ち主に戻っています。