はるるっぴさんのブログ
超高速取引と見せ板
最近、中国都心部の郊外に仕事に行ってきた方のお話をした。
(前の日記とは別の人)
せっかくだから中国の不動産バブルについて聞いてみた。
中国は、同じような形をしたマンションが一杯立っている。
それぞれのマンションに特徴がないので、区別がつかないらしい。
「僕だったら、酔っ払って家に帰ったら、迷子になって帰れないよ~」(~_~;)
と言っていた・・・
超高速取引と見せ板
素人のひとりごと日記です。
(すべて正しくは、信頼できる専門家へ)
リーマンショックの前の年だった。
ある銘柄の板を見ると、毎日のように、下にたくさんの買い注文が入っていた。
きっとこの株は上昇するだろうと思って見ていた。
しかし、毎日、板にたくさんの買い注文が入っているにもかかわらず
連日のように株価は下落していった。下にある大量の買い注文の板が上にいって
買ってくれることは一度もなかった。
当時その会社の株価は1,500円くらいだったが、数か月で700円くらいまで下がった。
そのときに見せ板の存在に気付いた。
「悪いことをする人がいるなぁ~」
と思った。
見せ板は、今もよくあるので注意したい。
自分の勉強のため、ひとつ例を書く。
分厚い売り板がでる。
空売りができない銘柄に多い。
(株を売りたいから売りの見せ板を出しているのではなく
株価を下げたいから見せ板を出している。)(@_@)
短期で株価を上げたいときは
分厚い売り板をだす。(@_@)
見せ板の存在を知らないデイトレーダーなどは
株が下がると思って、売ったりする。
ある程度株価が下落すると、今度は株価上昇する。
見せ板を出している悪いヘッジファンドなどは、下値で買い注文を入れている。
その後、だんだん株価は上昇して、分厚い見せ板のところまで上昇する。
すると、サーッと分厚い見せ板が消えていき、さらに株価は上昇することになる。
(ついていったところで、大量の売り注文を消す)
「しまった!」
と思ったデイトレーダーなどはあわてて買い注文をいれる。
しかし、高いところで売るプログラムの組み込まれているロボットは、ここで売る。
これらのことを超高速取引(HFT)でしている。
こまめにやっているので、よく見ることができる。
「デイトレで何億円儲けました~」と言っているトレーダーは
悪いヘッジファンド(詐欺師)の手口を逆に利用しているのだろう。
(くわしくは、デイトレーダーの実力者へ)
(これらのことを、専門家たちは、全く関係のないファンダメンタルズで説明するので、
真面目な投資家はますますわからなくなる。)
見せ板の分析をしていないデイトレーダーは、ロボットの好き勝手にされることもある。
マーケットには悪いことをする連中がゴロゴロしているので注意したい。
初心者の投資家で板を見ながら投資をする人は、十分注意してほしい。
日本の株式市場は4人に3人がプロ投資家。
その中に、このような悪いことをする害国人投資家もいる。
・・・
投資の世界は厳しい。
プロ中のプロのヘッジファンドでも負けることがある。
ハーバート大学などを卒業しているような頭脳明晰なヘッジファンドたちの世界も
日本の個人投資家と同じで
少数の勝ち組
多数の負け組
に分かれる。
アメリカ株式市場は日本の5倍の取引があるが
日本株式市場より素人が多い。
(世界のマーケットの中心でもあるアメリカ市場からは目が離せない)
素人の投資家が多いマーケットの方が勝てる確率は高い。
日本は、取引の75%がプロなので、中途半端な気持ちで投資しても勝てない。
投資をやる以上は、真剣に取り組みたい。
長期投資家は、このような見せ板とあまり関係ない。
時間を武器にした投資をおすすめする理由のひとつになる。
・・・
(足元のマーケットについて)
個人的な考え。
もちろんどうなるかわかりません。
あすの月曜日は、CMEを受けて上昇スタートになるだろう。
足元、ギリシャ株の大幅上昇でもわかるように、ショートカバーが主力で
株価は上昇している。
NYダウのPERは、買われすぎまではいかないので、
ファンダメンタルズ的に売りではないが、
そろそろ需給面やテクニカル的な面から見ても
いったんある程度の調整が入ってもおかしくない水準に来ている。
(ある程度は、どの程度かはわからない・・・)
少なくともここから買いは慎重になりたい。
ギリシャの問題だけとっても、そう簡単に解決する問題ではない。
そもそもギリシャの人はいい加減です。
真面目に借金を返してくれるような人々ではない。
「個人的にはまわりのギリシャ人たちは、明るく、情が深く、
おせっかいなほど優しいひとたちばかりですが、
割とすぐに物事を投げだす、難しい物事は放置する、
計画性や根気のない傾向にあるように思います。」
(ネット情報より)
勤勉なアイルランド人と同じように考えることはできない。
ギリシャ問題にとどまらず、世界にはたくさんのリスク要因があるので
ヘッジファンドが仕掛けるとき、どの材料をもってくるのか、見つけるのに苦労しない。
無理してエボラ出血熱を出してこなくても、たくさん材料はある。
日経新聞の最近の記事を見ると
「トヨタ、新興国車を刷新」
「日経平均、7年7ヵ月ぶりの高値 車・通信稼ぐ力でけん引」
「上場企業の3割 増配 車や電機、好業績で還元」
さらに
「日本国債、海外の保有最高」
まで書いている。
ヘッジファンドが日本国債を投資先として見直す動きが
広がっているなどと解説している。
そんな訳ないけど・・・
以前日記で書いたように、将来日本国債を売り崩して大儲けするために、
いまのうちから、コツコツ買っている。
将来、日本国債の売りで儲けるために、今買っている。
いずれにせよ、最近の日経新聞の記事は明るい。
こういうときは、そろそろいったん調整が入ってもおかしくない。
みんかぶ予想を
買い予想 0
売り予想 3
やや弱気にします。
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短期決戦さん2015/2/15 17:28はるるっぴさん、こんばんは見せ板の解説ありがとうございます。よくわかりました。日本市場は、プロばかり。というのも、うなずけます。簡単には稼がせてくれませんね。
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かわうそくんさん2015/2/15 22:07こんばんは。いつも勉強させて頂いております。ありがとうございます。