ヒロろんさんのブログ
本日の市況
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【1】今日の相場 **
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◎日経平均
17913.36(- 66.36)▼0.37%
◎TOPIX
1449.38(- 0.01)▼0.00%
◎売買高概算 25億6223万株
◎売買代金概算 2兆6868億円
◎時価総額 521兆4569億円
◎値上り銘柄数 812
◎(年初来)新高値 113
◎値下り銘柄数 911
◎(年初来)新安値 7
◎変わらず 139
◎騰落レシオ(25日)116.46%
◎サイコロ(日経平均) 6勝6敗
○●○●●○●○○●○● 50.0%
◎カイリ率(日経平均)
25日線比+2.71%
75日線比+4.25%
◎為替
(対ドル) 118.83
(対ユーロ)135.69
◎出来高上位
1.みずほ <8411>
203.4円(+ 1.0円)168,640千株
2.三菱UFJ<8306>
707.1円(+ 5.1円) 86,812千株
3.JDI <6740>
466円(+ 48円) 54,804千株
4.アイフル <8515>
458円(+ 31円) 49,163千株
5.ユニチカ <3103>
53円(- 1円) 45,982千株
◎売買代金上位 (円)
1.日経レバE<1570>
13770円(- 80円)122,378百万
2.トヨタ自 <7203>
7808円(- 43円) 62,055百万
3.三菱UFJ<8306>
707.1円(+ 5.1円) 61,318百万
4.JT <2914>
3651.0円(+69.5円) 44,748百万
5.ソニー <6758>
3220.5円(-11.0円) 42,868百万
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1100万株 買い1020万株
本日の東京マーケットは日経平均株価が前日比66円(0.37%)安の1万7913円で取引終了です。
昨晩のNYダウは110ドル高となりましたが、円相場が1ドル=118.70円前後と昨日の120.20円前後から1円以上円高に振れたことを嫌気し、加えて昨日に327円の大幅高となった後だけに朝方から売りが優勢。週末とあって持ち高を手じまう動きも見られ、ほぼ終日1万7900円台前半を中心に安い水準でもみ合う展開となっています。尚、JPX日経インデックス400は5日連続高、売買代金は概算2兆6868億円、上海総合指数は30ポイント(0.9%)高の3203です。
尚、東証から2月第1週(2~6日)の投資家別株式売買動向が発表されましたが、外国人は2週連続で売り越しで売越額は2364億円、個人投資家は3週連続で売り越し、売越額は1369億円。年金基金の売買動向を映す信託銀行は5週連続で買い越し、買越額は653億円となっています。
業種別では、不動産、銀行、石油、建設、紙パなどが高く、電力ガス、空運、精密、海運、食品、電機などが下げています。
個別銘柄では、大型温浴施設を運営する極楽湯が40円高の583円と値を飛ばしています。米大手投資ファンドのベインキャピタルが「お台場大江戸温泉物語」(東京・江東)など全国29ヶ所で温泉旅館や温浴施設を運営する大江戸温泉HDを買収すると報じられています。訪日外国人による温浴施設の利用増を見込んでの買収とみられ、スーパー銭湯を手掛ける極楽湯にも思惑的な買いが入っています。極楽湯は日本国内に加え、中国・上海でも事業展開しています。
車載用軸に小型モーター世界シェア5割以上のマブチモーターが360円高の5400円と値を上げて昨年来高値を更新。12:30に100万株(金額ベース50億円)を上限に自社株買いを実施すると発表。株式需給が引き締まるとの期待から買いが入っています。400万株の自社株を消却する方針も明らかにしています。
旧住友金属と三菱マテリアルのシリコンウエハ部門が統合したSUMCOが76円高の2149円と値を上げ、昨年来高値を更新。2014年12月期連結営業利益が256億円と従来計画245億円を上回り、業績好調を好感した買いが入っています。シリコンウエハーへの強い需要が今後も続く見通しとしています。
その他、ジェネリック(後発医薬品)の東和薬品が450円高の6780円、沢井製薬も50円高の7410円、富士製薬が21円高の2192円。業務用厨房機器大手で冷凍冷蔵庫、食洗機国内首位のホシザキが400円高の6300円、羽田空港ターミナルビル大家の日本空港ビルが320円高の5350円、燃料電池車向け水素ステーションの岩谷産業が40円高の796円と値を飛ばしています。
本日の新高値銘柄は、ショーボンド、東急建、長谷工、松井建、MonotaRO、Jフロント、東和薬品、富士製薬、ホシザキ、いすゞ、ピジョン、ゴールドウイン、セブン銀行・・・等々です。
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【2】主な材料 **
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・長期金利が上昇、一時0.435% 2カ月ぶりの高水準
・H2O、和食店などを展開する「梅の花」の子会社化検討
・大塚HD、15年12月期は48%減益 特許が切れ響く
・アサヒビール、約50店舗を展開するワイン販売大手買収
・米AIGの10~12月期、67%減益 自社株買い発表
・英中央銀行、追加金融緩和の可能性示唆 物価動向を注視
・ギリシャのチプラス首相、強気堅持 EUとの溝埋まらず
・ウクライナ、15日停戦合意、ロシア不履行なら追加制裁
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【3】主な投資判断 **
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[ドイツ証券]
据置き A
(6758)ソニー 2,700→ 3,450円
[UBS証券]
引下げ A→B
(7261)マツダ 3,200→ 2,650円
据置き C
(3436)SUMCO 1,300→ 1,550円
[野村証券]
引下げ A→B
(1963)日揮 3,450→ 2,700円
引下げ A→B
(6841)横河電機 1,750→ 1,300円
[三菱UFJMS証券]
据置き A
(1803)清水建設 1,250→ 1,370円
据置き A
(8848)レオパレス21 890→ 940円
[みずほ証券]
据置き A
(2871)ニチレイ 630→ 670円
据置き A
(4452)花王 5,400→ 5,700円
据置き A
(9513)Jパワー 4,500→ 5,000円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【4】黄金の卵 **
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「アリとキリギリス」や「ウサギとカメ」などで有名なイソップ寓話の中に「ガチョウと黄金の卵」という話があります。
農夫の飼っているガチョウがある日、黄金の卵を産んだ。農夫は初め信じられなかったが、来る日も来る日も同じことが起きて、やがて農夫は大金持ちになった。
富が増せば増すほど欲が出て、農夫はせっかちになっていった。一日一個しか産まれない黄金の卵が待ちきれなくなった農夫は、腹の中の卵を全部一度に手に入れようとガチョウの腹を開けてしまう。しかし、腹の中に卵はなく、卵を生んできたガチョウを死なせてしまう。
・・・というお話です。
人は目標を達成する(黄金の卵を手に入れる)ことには執着しますが、そのための資源や達成する能力(ガチョウ)への配慮を忘れてしまうことが多々あります。
上記の寓話が教えている教訓は、「欲張り過ぎて一度に大きな効果を得ようとすると、その効果を生み出す資源を失ってしまうことがある」ということです。
目標を達成することはもちろん大事ですが、その効果を生み出す資源や能力についてのケアやフォローを疎かにしてはいけません。
上記は株式投資においても守らなければいけない教訓です。一度に大儲けを狙って行う投資(投機)は、大きなリスクをとっていることに気付かず、利益を生むはずの大事な元手を大きく減らしてしまうことにもなりかねません。利益は大事ですが、元手を減らさないようにすること、この二つのバランスが大事です。そのための適切な損切りであり、ほどほどのところでの利益確定です。