6日の日経平均は反発。143.88円高の17648.50円(出来高概算22億1000万株)で取引を終えている。5日の米国市場では雇用統計への期待が広がり終日堅調推移となった。
原油相場が上昇したことや、欧州中央銀行(ECB)がギリシャ中銀への緊急流動性支援(ELA)の拡大を承認するとの報道などが材料視された。この流れを受けた東京市場は買い先行の展開となり、日経平均は寄り付き直後に17700円を回復する局面をみせている。
その後はこう着感の強い相場展開となるなか、日経平均の後場の値幅は55円程度にとどまっている。ただし、決算を手掛かりとした物色が活発。メガバンクなど相対的に出遅れていたセクターなどへの見直しの流れも目立ってきている。前日にストップ高をつけ、売り買いが交錯していたソニー(6758)が引けにかけて強含みとなるなど、こう着の中でもセンチメント改善につながる相場展開だった。