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【1】今日の相場 **
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◎日経平均
17648.50(+143.88)△0.82%
◎TOPIX
1417.19(+ 7.08)△0.50%
◎売買高概算 22億1235万株
◎売買代金概算 2兆3933億円
◎時価総額 510兆2360億円
◎値上り銘柄数 1020
◎(年初来)新高値 69
◎値下り銘柄数 704
◎(年初来)新安値 6
◎変わらず 138
◎騰落レシオ(25日) 96.53%
◎サイコロ(日経平均) 7勝5敗
○○●○○●○●●○●○ 58.3%
◎カイリ率(日経平均)
25日線比+1.80%
75日線比+3.68%
◎為替
(対ドル) 117.27
(対ユーロ)134.46
◎出来高上位
1.みずほ <8411>
197.9円(+ 2.5円)136,370千株
2.スカイマーク<9204>
29円(+ 2円) 69,696千株
3.三菱UFJ<8306>
671.8円(+14.9円) 66,018千株
4.日立 <6501>
787.3円(+ 6.3円) 51,174千株
5.野村 <8604>
640.0円(+14.3円) 42,025千株
◎売買代金上位 (円)
1.日経レバE<1570>
13350円(+ 180円) 96,905百万
2.ソニー <6758>
3138.5円(+37.0円) 82,173百万
3.ソフトBK<9984>
7100円(+ 108円) 71,160百万
4.トヨタ自 <7203>
7623円(- 31円) 53,347百万
5.三菱UFJ<8306>
671.8円(+14.9円) 44,197百万
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り890万株 買い850万株
本日の東京マーケットは、日経平均株価が前日比143円(0.82%)高の1万7648円で取引終了です。
原油高を好感して昨晩のNYダウが211ドルの大幅高となったこと、円相場が1ドル=117.50円前後の円安に振れたことを好感した朝方から幅広い銘柄に買いが先行、9:03には上げ幅が196円となって1万7700円ちょうどまで上昇する場面がありました。ただ、買い一巡後は週末要因に加えて日本時間の今晩10:30に注目の1月米雇用統計の発表を控えて手控え気分が強まり、引けにかけては幾分上げ幅を縮小しています。売買代金は概算2兆3933億円、上海総合指数は60ポイント(1.9%)安の3075です。
業種別では、不動産、鉄鋼、石油、繊維、銀行などの上げが顕著です。
個別銘柄では、神奈川県を中心に旅客・貨物鉄道、及びローカルバスを運営する相鉄HDが35円高の555円と大幅高。ホテルチェーンの「サンルート」を買収したことで20年に向けてビッグ・チャンスを手にしており、訪日外国人増を含めて今後の収益拡大期待から物色の矛先が向かっています。
アルミ電解など各種コンデンサーのニチコンが75円高の987円ンと大幅高。14時に発行済み株式数の2.8%にあたる200万株、20億円を上限に自社株買いを実施と発表。需給引き締まりを期待した買いが入っています。16年3月期に創立65周年を記念して年間で2円の記念配当を実施すると発表したことも買いを誘っています
旧大和・あさひが母体のりそなHDが3日連続高、17.7円高の622円となっています。第一生命と日本生命が同社との資本関係を強化する方針を明らかにしたと報じられ、好感した買いが入っています。企業同士の関係強化が収益改善に繋がるとの期待が高まっています。
ガラス繊維用いた産業資材で世界有数の日東紡が47円高の470円と大幅高。昨日の引け後に2015年3月期の業績見通しを上方修正。連結純利益を前期比4%増の40億円と従来計画9%減の35億円から一転増益の見通しとし、好感した買いが入っています。
高炉4位でステンレスに強い日新製鋼が226円高の1433円と大幅高。昨日の引け後に15年3月期の連結経常利益が前期比1%増の200億円と従来計画21%減の155億円から大幅増益となる見通しを発表。好感した買いが膨らんでいます。
その他、ジェネリックの日医工が34円高の2167円と値を上げて連日で昨年来高値更新、インバウンド消費の代表格である三越伊勢丹も7円高の1683円、ファナックが240円高の2万0020円と2万円台回復、椿山荘&太閤園を擁する藤田観光が9円高の445円と値を上げています。
本日の新高値銘柄は、亀田菓、MonotaRO、帝人、東亜合成、科研薬、参天薬、日医工、テルモ、キョーリン製薬、サイバーエージ、ザイゼリヤ、相鉄HD・・・等々です。
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【2】主な材料 **
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・介護報酬改定、4月から特養の利用料下げ 厚労省
・日生と第一、りそなに800億円出資へ 窓販拡大
・外貨準備、2カ月ぶりに増加 米債の評価額上昇で
・1月上中旬の貿易赤字、前年同期比26,7%減少
・TPP日米協議、経産相「期待したほど進捗ない」
・王子HD、今期営業利益見通しを下方修正 円安で
・スプリント、全米店舗数を3倍に拡大 販売網補強
・米医療保険大手アンセム、サイバー攻撃で情報流出
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【3】主な投資判断 **
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[メリルリンチ証券]
引上げ B→A
(9627)アインファーマ 3,750→ 5,000円
据置き A
(9956)バロー 2,200→ 2,600円
[クレディS証券]
引上げ B→A
(5471)大同特殊鋼 430→ 580円
[UBS証券]
据置き A
(6367)ダイキン工業 8,500→ 9,300円
据置き A
(9375)近鉄エクスプレス 5,200円
[野村証券]
据置き A
(7532)ドンキホーテ 7,800→ 9,500円
引下げ A→B
(7947)エフピコ 3,800→ 3,950円
引下げ B→C
(7731)ニコン 1,434→ 1,297円
[三菱UFJMS証券]
据置き A
(6810)日立マクセル 2,500円
据置き A
(9003)相鉄HD 560→ 700円
[大和証券]
引上げ 3→2
(6448)ブラザー工業 2,130→ 2,450円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【4】市場は自ら助くる者を助く **
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「女性は感情的なため、投資には向かないのでは・・」というメールを以前頂戴したことがあります。
「投資に向かない」の意味するところが「株式投資で損するタイプ」であるとすれば、実際には性別に限らず、損をしがちな投資家はいます。株式投資において「感情的」になりがちなのは、むしろ男性側に多いのではないかとさえ思っています。
他人の言動や株価の上がり下がりに一喜一憂したり、投資スタンスに一貫性がなく、常に右往左往している投資家は、高く買って安く売ってしまいがちです。「感情的」をそういう意味と解釈すれば、損しがちな人にこういうタイプの人が多いのは明らかです。
投資戦略を持たずに頻繁に売買する人がトータルでより多く損をしているということは事実であり、ルールや戦略を持たずに、行けそうな気がしたから、ただ何となく買って儲けられるほど相場は甘くありません。
「天と同じく、市場は自ら助くる者を助く。
しかし、天と違って、市場は右も左も分らぬ者を許さない。」
by ウォーレン・バフェット
国内企業の4~12月期業績発表が本日ピークを迎えました。今3月期の上場企業の業績は金融危機前の08年3月期を7年ぶりに上回る見通しです。足元の為替は前3月期から円安に振れているとは言え、金融危機前の水準と比べますとやや円高水準にあります。にも関わらず当時の利益水準を超えるというのは企業の収益力が当時よりも向上していることを示しています。業績拡大が続けば株価は上昇します。では保有銘柄の業績の先行きはどうなのか、それを確認する意味でも改めて決算情報をチェックしてみてください。