一般社団法人の日本生活習慣病予防協会は、毎年2月を「全国生活習慣病予防月間」と定め、啓発活動を行っています。
生活習慣病とは、偏った食生活や運動不足、ストレス、喫煙など、好ましくない生活習慣に起因する疾病の総称で、具体的には三大疾病(三大死因)の悪性新生物(がん)、心疾患(心不全や心筋梗塞)、脳血管疾患(脳内出血や脳梗塞など)の他、糖尿病、高血圧、歯周病、メタボリックシンドローム、脂質異常症(高脂血症)、COPD(慢性閉塞性肺疾患)などがあげられます。
糖尿病、脂質異常症、高血圧などは主要死因の心疾患や脳血管疾患の下地にもなる病気です。また、喫煙は、肺炎を含む上位4位までの死因すべてに関わる危険因子であり、「予防可能な最大の死因」とも言われます。
なお、同協会は生活習慣病予防の観点から、無煙(禁煙)、少食・少飲、多動・多休・多接の6つからなる「一無(いちむ)・二少(にしょう)・三多(さんた)」の健康習慣を提言しています。
ほとんど説明の必要はないかと思われますが、多動・多休・多接とは、身体をたくさん動かし、しっかりと休養をとり、多くの人と交流し、さまざまな物、事柄に興味を持って接することで創造的な生活を送ることのすすめです。
つまり、目的や趣味を持って生き生きと生活することが健康長寿につながるということです。