(午前10時書き込み)
「押し目」ではない。「底」探しの領域に入った。アメリカ相場は、下げながら空売りを膨らませ、下方向での利益出しに懸命だ。
「サウジ、生産能力1.5倍に」
このニュースで原油が下げなければ、金融市場が完全に病んでいることの証明になる。多分、今の様子だと、このニュースですら無反応の可能性がある。
「需給逼迫っぽい」話題が出れば反応するくせに、こういう材料は見て見ぬふり。
「下げ相場では好材料が無視され、上げ相場では悪材料が無視される。」そういうものなのだろうな。
ここで買いに出るのは、かなりリスキーだ。下げ渋りを確認してからで遅くはない。何より、ウンコアメリカ相場がやばい。
下落途中の可能性大&空売りはナチュラルリバ警戒ゾーン。要するに、手出し無用の相場だ。
「原油&インフレモード+金融やっぱ駄目モード」の複合モードになってしまったため、「片方の好材料を、片方の悪材料が潰す」という展開が増えてくるだろう。「両方悪材料」となると、下落に拍車がかかる。
「買って持ってりゃいい」という相場は、しばらく来ないな。
(午後1時半書き込み)
「欧州」の仕事か?先週末、大幅に売り越した先物を買い戻している。
「地合好転」ではなく、「売り」による上げだ。買い乗ることはできん。
「日本株への資金流入」が、これからも続くのか。今週は、その試金石的な週だ。米市場と合わせて、まだまだ観察が必要。
(午後6時書き込み)
為替円安も、相変わらず影響なし。フランスの経済指標の弱さからのドル高のようだが、米市場があの状態では無意味。「ドルの価値が上がった」という意味のドル高ではない。
「為替が硬いから、日本株の下値は限られているだろう」
という、今までの法則から出る発想は捨てたほうがいい。為替は、もはや株式市場への影響を失った。
「もっと落ちるぞ」という話ではなく、「思い込みを排除する」という意味でだ。
3月からは、「考えられぬくらい強い日経」として上がってきた。ということは、その正反対も有り得る、ということを頭の中に入れておくべきだ。
「米相場の売り終結」を、しっかりと確認するまでは、安心してポジションを保持することはできない。