クボテック、東ソー、シャープなど

ヒロろんさん

1605 国際帝石 1381.5 +89
買い先行。原油市況の上昇を受けて反発基調を強める展開に。NY原油先物は、先週末の8%強の急伸に続き、昨日も3%弱の続伸となっている。石油掘削装置数の減少を受けて、売り方の買い戻しの動きなども強まったもようだ。原油市況の動向による業績インパクトが最も大きい銘柄の一つとして見直しの動きに。本日は資源・エネルギー関連セクターが業種別上昇率の上位に。


6753 シャープ 245 +13

しっかり。亀山第1工場において、アップルとの専属契約を見直すことで合意と報じられている。中国メーカー向けなどへの生産を開始、稼働率の安定による収益向上を期待する動きが先行へ。また、本日の後場取引時間中に決算発表を予定している。今期最終損益は300億円程度の赤字に転落などといった観測報道も伝わっており、短期的なアク抜け感につながるとの見方も。


6861 キーエンス 57430 +1450

続伸。昨年11月の上場来高値水準を一時更新している。前日に発表した決算内容を好感、10-12月期営業利益は443億円で前年同期比44%増益、市場コンセンサスは400億円に届いていなかったと見られる。通期計画は発表していないものの、コンセンサス予想の切り上がりにつながる状況へ。野村、UBS、ゴールドマン・サックス(GS)など、アナリストの目標株価引き上げの動きも相次いでいる。


6471 日本精工 1467 +87

買い優勢。前日に発表した決算内容が評価されている。第3四半期累計営業利益は670億円で前年同期比50%増益、10-12月期は263億円で同65%増となっている。会社目標値、並びに市場コンセンサスは220億円程度であったとみられ、予想を上回る収益水準に。据え置きの通期計画にも上振れ期待が高まる形になっているようだ。自動車関連事業の好調や円安効果などが上振れの背景とみられる。

7709 クボテック 350 +80
ストップ高。CFRP製としては世界最大級となる外径2mのフライホイール開発に成功と発表している。これは、NEDOの「安全・低コスト大規模蓄電システム技術開発」プロジェクトのなかでの、「次世代フライヤー蓄電システム」の開発の一環として製作したもの。フライホイール蓄電システムは、大出力、充放電、長寿命、安全性、低コストなどで、他の蓄電システムと比較して優れているとされている。


3676 ハーツユナイテッド 1796 -203

大幅安。前日に第3四半期決算を発表、通期予想を下方修正しており、売り材料視される格好のようだ。通期営業利益は従来予想の22.2億円から17.8億円に下方修正、前期比ほぼ横ばいの見通しに。パチんコ・パチスロ業界における開発スケジュールの大幅な遅延が業績下方修正の背景に。前回予想比での増配も発表しているが、成長期待の低下を嫌気する動きが優勢に。


4042 東ソー 590 -55

決算発表後は下げ幅を広げる。第3四半期累計営業利益は339億円で前年同期比17%増益、通期予想は500億円で20%増益見通しを据え置きへ。実績値は仕様コンセンサスレベルであるが、上半期決算時に上方修正を行っていること、原油安メリットも期待されたことから、好決算期待は高く、足元のパフォーマンスも良好であった。サプライズの乏しさが短期的な利食い売りのきっかけへつながっているようだ。


7242 カヤバ工業 432 -40

下げきつい。第3四半期累計営業利益は117億円で前年同期比」18.3%減益、通期予想は196億円から166億円に、一転して減益見通しに下方修正している。期末配当金は従来の5円から7円に引き上げているが、業績下振れをネガティブ視する動きが優勢に。中国での建設機械需要の回復が見込みにくいこと、ロシアにおける市販緩衝器製品の販売減少などが下方修正の背景に。


3401 帝人 368 +16

後場から一段高の展開に。前引け後に発表した決算内容が好感されている。本日は地合い悪の中で、決算発表後に売られる銘柄が多くなっているなか、異彩高の格好に。10-12月期営業利益は124億円、通期予想は250億円から320億円にまで上方修正している。10-12月期の市場予想は70億円強であったため、ポジティブなインパクトにつながる。なお、通期予想の市場コンセンサスも280億円程度であり、修正幅の大きさは想定以上となっている。原油市況下落の影響なども大きいようだ。


6997 日本ケミコン 339 +5

強い動き。前日に第3四半期の決算を発表、第3四半期累計営業利益は37.4億円で前年同期比4.4%減益、やや市場予想を下回る水準であったとみられる。一方、為替差益の計上で通期経常利益は従来予想の48億円から60億円にまで上方修正、市場予想にまでは届いてないが、いったんは安心感につながっている格好のようだ。また、容量を2倍にすると蓄電部品を量産と伝わっていることなども期待材料に。
ヒロろんさんのブログ一覧