注目銘柄ダイジェスト(前場)

ヒロろんさん
国際帝石 1605:1371.5円(前日比+79.0円)
急反発。原油市況の上昇を受けて反発基調を強める展開に。NY原油先物は、先週末の8%強の急伸に続き、昨日も3%弱の続伸となっている。石油掘削装置数の減少を受けて、売り方の買い戻しの動きなども強まったもようだ。原油市況の動向による業績インパクトが最も大きい銘柄の一つとして見直しの動きに。本日は資源・エネルギー関連セクターが業種別上昇率の上位に。

シャープ 6753:243円(同+11円)
しっかり。亀山第1工場において、アップルとの専属契約を見直すことで合意と報じられている。中国メーカー向けなどへの生産を開始、稼働率の安定による収益向上を期待する動きが先行へ。また、本日の後場取引時間中に決算発表を予定している。今期最終損益は300億円程度の赤字に転落などといった観測報道も伝わっており、短期的なアク抜け感につながるとの見方も。

キーエンス 6861:57550円(同+1570円)
続伸。昨年11月の上場来高値水準を一時更新している。前日に発表した決算内容を好感、10-12月期営業利益は443億円で前年同期比44%増益、市場コンセンサスは400億円に届いていなかったと見られる。通期計画は発表していないものの、コンセンサス予想の切り上がりにつながる状況へ。野村、UBS、ゴールドマン・サックス(GS)など、アナリストの目標株価引き上げの動きも相次いでいる。

日本精工 6471:1478円(同+98円)
大幅反発。前日に発表した決算内容が評価されている。第3四半期累計営業利益は670億円で前年同期比50%増益、10-12月期は263億円で同65%増となっている。会社目標値、並びに市場コンセンサスは220億円程度であったとみられ、予想を上回る収益水準に。据え置きの通期計画にも上振れ期待が高まる形になっているようだ。自動車関連事業の好調や円安効果などが上振れの背景とみられる。

クボテック 7709:350円(同+80円)
ストップ高。CFRP製としては世界最大級となる外径2mのフライホイール開発に成功と発表している。これは、NEDOの「安全・低コスト大規模蓄電システム技術開発」プロジェクトのなかでの、「次世代フライヤー蓄電システム」の開発の一環として製作したもの。フライホイール蓄電システムは、大出力、充放電、長寿命、安全性、低コストなどで、他の蓄電システムと比較して優れているとされている。

サイオス 3744:460円(同-97円)
大幅安。機械学習技術を搭載したITオペレーション分析ソフトウェア「SIOS iQ」を第3四半期(7-9月)中に販売開始すると発表している。ただ、14年12月期に2.07億円、15年12月期には約3.30億円の研究開発費が先行する。同時に発表された14年12月期決算は、営業利益が前期比73.4%減の0.65億円で着地。また、15年12月期の営業損益は3.00億円の赤字と予想されており、本日は売りが先行する格好に。

Mipox 5381:382円(同+80円)
ストップ高。15年3月期業績予想の上方修正と期末配当の増額を発表している。今期業績については、営業利益見通しを従来の2.57億円から3.74億円へ、純利益見通しを2.32億円から4.25億円へと引き上げた。同社は研磨フィルムや液体研磨剤などを手掛けるが、ハードディスク、光ファイバー、自動車関連市場向けなどが好調。円安に伴う為替差益も利益増に寄与した。また、今期末配当予想については従来の5.00円から7.50円に増額している。
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