昨日の米国株式相場は大幅上昇した(DJIA +196.09 @17,361.04, NASDAQ +41.45
@4,676.69)。これを受けて、本日の日本株全般は高く始まったがすぐに失速し始めて、陰線で終える銘柄が目立った。後場に入ると10年国債の利回りが上昇し、オーストラリアが利下げを発表したことを受けて、ドル円為替レートは117円40銭ほどだったものが116円台の円高方向へ振れた。原油相場も反発した。東証1部では、上昇銘柄数が334に対して、下落銘柄数は1,454となった。東証1部の売買代金は2兆6958億円。
米国株の大幅高を受けて、TOPIXも日経平均も高く始まったが上値が重いと見るや売り圧力が増して失速した。後場に入って10年物金利の上昇とオーストラリアの利下げで円高が進み、さらに下げを加速した。10日及び25日移動平均線を割り込み、時の利は売り転換した。10月17日安値と1月16日の実体部分の安値を結んだ上昇トレンドラインを割り込む寸前まで調整してきた。正念場だ。
TOPIX
-16 @1,392
日経平均 -222円
@17,336円
33業種中28業種が下げた。下落率トップ5は、空運(1位)、海運(2位)、ゴム製品(3位)、陸運(4位)、化学(5位)となった。原油価格の反発が不利に働く業種ばかりだ。