買い一巡後は決算を手掛かりにした個別対応に

ヒロろんさん

 3日の東京市場は堅調な展開が見込まれる。2日の米国市場は、1月製造業景況指数が予想を下回ったことが嫌気されたものの、その後NY原油先物相場が一時50ドル台まで上昇したことを受けてエネルギー関連を中心に買いが広がった。S&P500種業種別指数ではエネルギー、電気通信サービス、自動車・同部品など全面高。シカゴ日経225先物清算値は大阪比105円高の17635円となり、これにサヤ寄せする格好から先物主導によるインデックス買いが先行することになろう。
 もっとも、買い一巡後はこう着感の強い相場展開になりそうである。決算発表が本格化していることから、結果を見極めたいとする流れになりやすい。また、日経平均は18000円手前水準での上値の重さが意識されている。原油相場の上昇を好感したとはいえ、再び下落を見せてくる可能性は十分あるため、楽観的になり難い面もある。

 とはいえ、本日の処は資源・エネルギー関連が相場をけん引する格好となり、他のセクターへ物色が広がりを見せてくるかを見極めたいところ。その他は、決算を手掛かりにした個別対応になる。また、個別材料ではソニー(6758)の画像センサー増産、花王(4452)の大容量洗剤増産など。テーマ材料としてはテレマティクス技術を使った自動車保険販売を手掛かりとしたカーナビや自動車センサー。経産省による生活ロボの開発支援を受けたロボット関連など。
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