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【1】今日の相場 **
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◎日経平均
17558.04(-116.35)▼0.66%
◎TOPIX
1408.75(- 6.32)▼0.45%
◎売買高概算 22億9631万株
◎売買代金概算 2兆2944億円
◎時価総額 507兆6396億円
◎値上り銘柄数 530
◎(年初来)新高値 91
◎値下り銘柄数 1236
◎(年初来)新安値 11
◎変わらず 96
◎騰落レシオ(25日)103.50%
◎サイコロ(日経平均) 7勝5敗 ●○○●○○●○○●○● 58.3%
◎カイリ率(日経平均)
25日線比+1.04%
75日線比+3.91%
◎為替
(対ドル) 117.61
(対ユーロ)132.86
◎出来高上位
1.スカイマーク<9204>
19円(- 138円)150,581千株
2.みずほ <8411>
192.4円(- 1.6円)140,615千株
3.三井住友建<1821>
162円(- 4円) 44,226千株
4.三菱UFJ<8306>
625.0円(- 7.3円) 41,488千株
5.東京電力 <9501>
482円(- 20円) 40,353千株
◎売買代金上位 (円)
1.日経レバE<1570>
13240円(- 200円)133,365百万
2.トヨタ自 <7203>
7660円(+ 15円) 60,326百万
3.ソフトBK<9984>
7031円(+ 68円) 43,760百万
4.ホンダ <7267>
3699.5円(+118.5円)36,105百万
5.エプソン <6274>
4340円(- 485円) 33,475百万
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1700万株 買い1450万株
本日の東京マーケットは、日経平均株価が前週末比116円(0.66%)安の1万7558円で取引終了です。
米GDPの伸びが市場予想を下回ったことを嫌気して週末のNYダウは251ドルの大幅安。東京市場も朝方から売りが先行し、9:36には下げ幅が214円となって心理的節目1万5000円を下回って1万7459円まで下押しする場面がありました。ただ、下値では日銀の上場投資信託(ETF)購入への期待、また先高期待からの押し目買い意欲は根強く、その後は下げ幅を縮小しています。尚、富士通、日東電工、村田製作など好業績発表銘柄は大きく値を上げています。売買代金は概算2兆2944億円、上海総合指数は82ポイント(2.5%)の大幅安です。
業種別では、陸運、医薬品、石油、商社、自動車、非鉄などが高く、土石、空運、食品、水産、銀行、建設などが下げています。
個別銘柄では、JR東日本が243円高の9373円、JR西日本が308円高の6386円と値を飛ばしていずれも昨年来高値を更新。ともに前週末の引け後に15年3月期の業績予想を上方修正しており、好感した買いが入っています。JR東海を含め、JR3社の15年3月期は連結純利益が最高となる
見込みです。訪日外国人増加による恩恵を受ける「インバウンド銘柄」として3社とも上値追いの展開が継続しています。
尚、世界文化遺産「富士山」関連でご紹介した富士急行も54円高の1292円と値を飛ばして昨年来高値更新です。
東京ガスが14.6円高の720.9円と値を上げて昨年来高値更新。15年3月期の連結経常利益予想を従来計画1370億円から1670億円(前年比4.6%増)に大幅上方修正しており、好感した買いが入っています。原油安に伴い、都市ガス原料の液化天然ガス(LNG)の調達コストの低下や都市ガス事業の好調により、過去最高の利益水準となります。
住友化学が41円高の509円と値を飛ばしています。前週末の引け後に4~12月期連結純利益が472億円と前年同期比92%増と発表。好調な業績を好感した買いが膨らんでいます。3月期通期の純利益は従来計画の450億円を据え置いていますが、4~12月期で既に通期計画を超えています。
その他、新型偏光フィルムやプリント回路などが好調、円安も追い風となって業績上方修正の日東電工が365円高の7450円、業績上方修正でTDKも420円高の7830円、同じく村田製作も215円高の1万3035円。
業績上方修正で富士通も60.3円高の685.9円と大幅高、ジェネリックの日医工が15円高の2145円と昨年来高値を更新、衛星放送のWOWOWも210円高の5310円と値を飛ばして昨年来高値を更新しています。
本日の新高値銘柄は、グリコ、サッポロ、カゴメ、旭化成、日医工、エーザイ、WOWOW、ツガミ、デサント、H2Oリテイ、JR東日本、JR西日本、東京ガス・・・等々です。
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【2】主な材料 **
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・1月の新車登録、前年比18.9%減 駆け込みの反動続く
・1月の軽自動車販売は19.4%減 2カ月ぶりのマイナス
・2月の「フラット35」金利、7カ月連続で過去最低を更新
・三菱電機、今期純利益は30%増 増益幅拡大し過去最高益
・LIXIL、今期純利益は45%減 資材高騰等で下方修正
・西鉄、4~12月期決算の発表を延期 子会社の不正調査で
・ソニー、スマホ向け撮影用イメージセンサーの生産能力増強
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【3】主な投資判断 **
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[UBS証券]
据置き A
(2206)江崎グリコ 4,900→ 5,370円
据置き A
(6702)富士通 1,000円
据置き A
(6988)日東電工 7,200→ 7,900円
[モルガンSMUFJ証券]
据置き A
(6925)ウシオ電機 1,500→ 1,600円
据置き A
(7741)HOYA 4,200→ 5,300円
据置き A
(9531)東京ガス 670→ 750円
据置き C
(4523)エーザイ 3,000→ 3,400円
[ゴールドマンS証券]
据置き A
(3231)野村不動産 2,670→ 2,760円
据置き A
(7741)HOYA 4,830→ 5,030円
据置き A
(9201)JAL 4,300→ 4,600円
[野村証券]
据置き A
(2802)味の素 2,600→ 2,850円
据置き A
(3099)三越伊勢丹 1,650→ 1,850円
据置き A
(6762)TDK 9,000→ 9,500円
引上げ B→A
(6988)日東電工 7,000→ 8,500円
据置き A
(9433)KDDI 8,720→ 9,340円
[みずほ証券]
引下げ A→B
(6135)牧野フライス 1,300→ 1,000円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【4】2月の株主優待 **
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全上場企業のおよそ7割、東証1部上場企業のおよそ8割は3月・9月決算ですが、東証1部上場企業では流通業を中心に100銘柄程度が2月・8月決算銘柄となっています。
2月決算銘柄は株主優待として商品券や割引き優待券・引換券等を提供している企業も多く、配当と合わせて高利回りとなるケースもあります。
下記にて2月決算銘柄で株主優待を行っている企業をいくつか紹介(銘柄コード、優待内容、優待獲得のための最低取得金額概算)させていただきますので参考にしていただければと思います。
ABCマート(2670)
1000円分の優待券3枚 約60万円
わらべや日洋(2918)
1000円分のプリペイドカード 約20万円
Jフロントリテ(3086)
10%割引買物優待券 約15万円
あさひ(3333)
1000円分の優待券2枚 約12万円
西松屋チェーン(7545)
1000円分の優待券 約10万円
ハイディ日高(7611)
2000円相当の優待券 約37万円
リンガーハット(8200)
1080円相当の優待券 約23万円
近鉄百貨店(8244)
10%割引の買物優待カード 約34万円
東宝(9602)
映画優待券 約27万円
ニトリ(9843)
10%割引優待券 約66万円
吉野家(9861)
3000円相当のサービス券 約13万円
なお、株主優待狙いで購入する際は、前もって最新の情報をご確認くださいませ。
今月のように2日からその月の取引が始まることを、相場の世界では「二日新甫」と言います。二日新甫の月は相場が荒れると言われますが、「値動きあるところチャンスあり」で、むしろ前向きに捉えて相場に臨みたいところです。