医療機器メーカーの大研医器は1月30日、第3四半期累計（2014年4月-12月）決算を発表した。業績は、売上高が前年同期比5.7％増の60.52億円、営業利益が同12.9％増の12.75億円、経常利益が同12.7％増の12.79億円、純利益が同17.3％増の8.55億円と増収かつ2ケタ増益となった。
病棟用吸引器や、特定保険医療材料である新型PCA（患者自身による鎮痛法）セットが好調に推移したこと等による。
通期計画に対する第3四半期末時点での営業利益の進捗率は82.3％と順調に推移しているが、通期業績は会社計画を据え置いた。売上高が前期比6.3％増の81.20億円、営業利益が同11.9％増の15.55億円、経常利益が同10.6%増の15.50億円、純利益が同12.1％増の9.88億円と2ケタ増益を予定している。
同社は、病院内で使用する吸引器や加圧式医薬品注入器で国内トップシェアを持つ研究開発型の医療機器メーカー。独創的な開発力が強みで、収益性の高い使い捨て製品を主軸に高成長している。
