ドル円は1月後半から117円半ばから119円前半の狭い範囲での小さな持合を形成しています。
細かく見ると持ち合いの中でも徐々にですが高値安値を切り下げる傾向が見受けられますので現時点での判断としてはやや下放れの可能性が高いのではないかと考えます。
仮に下放れした場合ですが、1月安値の116円前後が下値目処として考えられます。
この水準は昨年12月、先月と2回に渡りサポートとして作用していましたので今回もサポートとして期待は出来ます。
しかし、116円前後も割り込んでしまった場合は昨年12月以降の116円前後から120円台の大きな持合も下放れする事になりこの場合は相応の下落が懸念され第1目標値として114円半ば更に第2目標値として113円台が計算される事になります。
小さな持合下放れから大きな持合放れへと発展するパターンとなるか、まずは目先の小さな持合下限の117円半ばを維持できるかが注目されます。
反対に小さな持合上限の119円前半を超えられれば小さく見ても120円台、更には直近高値の121円台を伺うだけのエネルギーの蓄積はあります。