仕事場にヤクルトを販売するおばさんがよく来ていた。そのおばさん、株式投資が好きで、結構儲けていたようで、いろいろ話をしてくれた。そして、愚痴も聞かせてくれた。『私が買うと下がる、売ると上がる』
今思えば、当たり前のようだけど、本人にとってはそのような株価の動きが気に入らなかったようである。
普通に考えれば、下がったから買えたのであり、上がったから売れたということになるのであろう。そう思えば済む話だろう。しかし、問題は買った後、売った後の話なのだ。私自身も買ったら一度も下がらず上がって欲しいと思う。売ったら、どんどん下がって欲しいと思う。そうした考え方は良きにつけ、悪しきにつけ、自分の心の中にあるような気がする。
今日の一言:耳でも目でも外物に左右されて一喜一憂する。内なる心の指揮者に任せて吉。