先日はニューヨークで豪雪が警戒されましたが、予想ほどは降らず難を免れました。日本でも今晩から明日にかけて広範囲に降雪が予想されていますが、通勤や通学、生活に影響が出るほど降らずに去ってほしいものです。
ところで、繰り返し注意が呼びかけられているはずなのに、詐欺被害が後を断ちません。
警察庁のまとめによりますと、オレオレ詐欺や還付金詐欺、架空請求詐欺、金融商品詐欺などの特殊詐欺の昨年1年間の被害総額は、前年比14%増の559億円に達し、過去最高を更新しています。
特殊詐欺の昨年の発生件数は1万3371件で、約40分に1件の割合で発生している計算になります。
犯行グループの現金受け取りの手段は「手渡し型」が最多で、宅配便やレターパックを使う「送付型」が激増しているとのこと。また、被害者の約8割は65歳以上の高齢者で、被害者の実に5人に4人は「自分はだまされない、大丈夫だと思っていた」と答えているそうです。
尚、金融機関や宅配業者、タクシー運転手らが詐欺に気づき、被害を免れた金額は昨年1年間で300億円近くにもなり、実被害と合わせますと800億円を超える詐欺事件が発生したことになります。
こうしたことを考えあわせますと、詐欺事件は身近で頻繁に発生していると認識を改めたほうがよさそうです。