テロ人質の事情と背景

ヒロろんさん
昨年8月拘束された湯川遥菜氏は早い段階で殺害され、10月に拘束され温 存していた後藤健二氏のテロリストとの映像を、生存時の湯川氏映像と合 成し、ISは安倍首相の中東訪問の絶好の機会に、2名生存に見せかけ身代 金要求した可能性も、穿って考えればあり得る。

何れにしろ、外務省海外安全HPの渡航情報は、昨年7月29日よりシリア全 土からの退避・渡航延期を旅行者に告知し、法律上出来る限りの対応をし ている。

それでも危険地帯に入りたいのなら、結果を覚悟した自己責任で行き、最 悪の事態遭遇にも本人としては甘んじるべきだ。

後藤健二氏は、危険地域取材も含む20年間の経験を有し、死も覚悟したプ ロジャーナリストだ。推定5億円の誘拐・人質保険に加入の模様だ。

戦争下環境にある子供達の救済意図は判るが、反日の噂ある日本基督教団 教徒であることは気になる。シリア入りは湯川氏救出の為という。

湯川遥菜さんは事業失敗、自殺未遂、妻との死別を乗り越え、最近に至り 漸く傭兵・警護関連ビジネスの中東展開に命を懸ける覚悟で、死ぬことも 恐れないと明言していた。

が、テロ戦闘地域での活動経験は浅く、覚悟の割には通行証取得なく武器 を携行する等、余りに軽率で無謀だった。

奇怪なのは、IS側の動きだ。元々安倍政権揺さ振り目的の2億ドル要求だ が、拒絶されたら報復として湯川氏殺害の上、あっさりと人質交換に要求 を切り替えた。交換相手はヨルダンで拘束中の女死刑囚だが、ヨルダンが 自国パイロットとの交換に応じていないことを承知の上での要求だ。

60人無差別テロで殺した一味の女自体は、評論家はあれこれ言うが、多寡 が自爆要員だ。しかし彼女を英雄視し、奪還したという名目上の勝利と裏 での幾許かの身代金を得たいのだろう。

パイロットも奪還出来ないヨルダンが、日本人人質のため女テロリストを 簡単には供出出来ない。

即ち、ISは反日日本人グループと裏で密約し、安倍首相と政府に2億ドル 支援を止めさせ、人質救出を合唱で煽り、日本政府にヨルダンと日本人人 質交換交渉を強要させているのだ。

実は、2004年の所謂三馬鹿人質事件でも、ヨルダンが人質解放に関与・関 係していたとの話もある。

未確認ながら人質交換に20億円、ヨルダンの債務2千億円(≒20億ドル)が 免除されたという。今回もヨルダンが仲介するようなので、ヨルダンはパ イロット+後藤氏での救出交渉しか考えない。

それもヨルダンへの相当額支払或は債務帳消しが大前提だ。この代替案な ら後藤氏生還もある。

それにしても、後藤氏母親の会見は11年前の三馬鹿事件のデジャブだ。当 時渡航禁止要請中のイラクで人質となった3人の人質は幾名かの両親共々 全員反日反米左翼活動家で、「自衛隊撤退させろ」をテロリスト、両親、 及び本人達が言う異常な様相で、3人の命は元々保証されていた。
解放された時も、政府への謝礼処か、救出要請をしていない、又イラクに 行くと嘯いた。

事件発覚の夜の翌朝には3家族が羽田に集合、当日中の記 者会見、署名活 動、自衛隊イラク撤退デモが繰り返され、署名が10万も数日で集まった。 余りの手際の良さに、自作自演説が浮上した。

今回、後藤氏母親の記者会見は、息子を心配する振りだけで、親心が感じ られない。原発反対、地球環境に命を懸ける、イスラムの子供達を引き取 るといった自己PRばかりで、満足そうに会場を去った。息子の嫁の数か月 前の出産も会見直前迄把握していない親子関係も、図らずもバレた。

人質交換の成功を祈る。が、三馬鹿反日活動家救出経費(1800万円) は、何故回収しないのか。

         
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