――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【1】今日の相場 **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
◎日経平均
17468.52(- 43.23)▼0.25%
◎TOPIX
1402.08(- 1.14)▼0.08%
◎売買高概算 18億4060万株
◎売買代金概算 1兆7967億円
◎時価総額 504兆8345億円
◎値上り銘柄数 964
◎(年初来)新高値 87
◎値下り銘柄数 748
◎(年初来)新安値 8
◎変わらず 151
◎騰落レシオ(25日)105.27%
◎サイコロ(日経平均) 7勝5敗 ○○●●○●○○●○○● 58.3%
◎カイリ率(日経平均)
25日線比+1.07%
75日線比+4.18%
◎為替
(対ドル) 118.10
(対ユーロ)132.20
◎出来高上位
1.第一船 <9132>
67円(+ 12円)148,278千株
2.みずほ <8411>
196.4円(- 1.1円)107,156千株
3.三井住友建<1821>
168円(- 2円) 69,553千株
4.ユニチカ <3103>
57円(+ 1円) 40,856千株
5.三菱UFJ<8306>
622.7円(+ 0.5円) 39,829千株
◎売買代金上 (円)
1.日経レバE<1570>
13110円(- 40円) 86,242百万
2.トヨタ自 <7203>
7725円(+ 40円) 59,389百万
3.ソフトBK<9984>
7335円(- 20円) 46,406百万
4.ソニー <6758>
2754.5円(+17.5円) 37,556百万
5.マツダ <7261>
2456円(- 104円) 28,974百万
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り680万株 買い740万株
本日の東京マーケットは、日経平均株価が前週末比43円(0.25%)安の1万7468円で取引終了です。
週末のNYダウが141ドル安となったこと、ギリシャ総選挙での急進左派連合が圧勝して政局懸念が意識されたこと、さらに為替市場でユーロが売られ、1ユーロ=132円台前半と前週末に比べて2円ほど円高に振れ、対ドルでも1ドル=117円台半ばの円高となったことも嫌気され、朝方から売りが先行。寄付きは226円安となって本日の安値となっています。
ただ、その後は先高期待からの押し目買いが入り、円相場が1ドル=118円台と円安に振れたことも買いを誘い、引けにかけては徐々に下げ幅を縮小しています。尚、ファストリが12円ほど、東エレクが8円ほど、KDDIが5円ほどと3銘柄合計で日経平均株価を25円ほど押し下げています。売買代金は概算1兆7967億円、上海総合指数は31ポイント高の3383です。
業種別では、ゴム、空運、紙パ、倉庫、陸運、食品、医薬品などが高く、不動産、海運、商社、非鉄、石油などが下げています。
個別銘柄では、独立系情報システム会社のAGSがストップ高、150円高の1099円と値を上げて株式分割考慮後の実質ベースで上場来高値を更新です。ウェブサイトの改ざんを瞬時に検知し、改ざんとほぼ同時にサイトを修復するサービスを27日から始めると報じられ、材料視した買いが入っています。同社はクラウドやデータセンターサービスを手がけています。
半導体・FPD材料などを手掛けるJSRが231円高の2139円と大幅高。13時に15年3月期の連結純利益が前期比19%増の300億円になる見通しと発表。半導体材料が好調、加えて円安効果が寄与し、従来計画280億円からの上方修正を好感した買いが膨らんでいます。
半導体マスク欠陥検査装置を柱とするレーザーテックが大幅高で162円高の1432円と株式分割考慮後の実質ベースでの上場来高値を更新です。14年7~12月期の連結営業利益が前期比約2.1倍の17億円になった模様と発表。従来計画5億円から大幅上方修正となり、好感した買いが膨らんでいます。
プラント建設を手掛ける日揮が3日連続高、48円高の2433円と値を上げています。マレーシアで世界最大級の液化天然ガス(LNG)出荷設備を受注したと報じられ、好感した買いが入っています。マレーシア国営石油会社ペトロナスグループからの受注で、受注金額は約600億円です。
その他、飲食店情報をインターネットで提供の「ぐるなび」が55円高の1871円、ジェネリックの日医工が13円高の2036円と上値追いの展開継続、インバウンド消費の三越伊勢丹が12円高の1616円、産業ロボット用精密減速機で世界シェア6割のナブテスコが20円高の3075円。
椿山荘&太閤園を擁する藤田観光が6日連続高で4円高の446円、DMG森精機が109円高の1708円、原油安で恩恵大の東京製鉄が55円高の907円と値を飛ばしています。
本日の新高値銘柄は、松井建、東洋建、明治HD、エムスリー、キューピー、帝人、東ソー、武田薬、日医工、東京製鉄、ソニー、航空電子、レーザーテック、東急、小田急、JR東海、日通、東京ガス・・・等々です。
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【2】主な材料 **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
・原油安「経済に好影響、長い目で物価押し上げ」日銀
・ユーロ、対円で1年5カ月ぶり安値 ギリシャ選挙で
・14年の貿易収支、赤字額は過去最大12兆7千億円
・14年の外食売上高、3年ぶり減 マクド低迷などで
・12月の白物家電出荷額1割減 3カ月連続マイナス
・丸紅、今期純利1千億円超の赤字 増益予想から一転
・米アップル、iPhone販売で中国が米国を上回る
・ギリシャ総選挙、反緊縮派野党連合が過半数迫る圧勝
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【3】主な投資判断 **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
[クレディS証券]
据置き A
(1662)石油資源開発 4,940→ 5,130円
据置き A
(4927)ポーラ・オルビス 5,000→ 5,350円
据置き A
(6807)日本航空電子工業 3,150→ 3,800円
据置き C
(1605)国際石油開発帝石 1,765→ 1,655円
据置き C
(6727)ワコム 380→ 450円
[ゴールドマンS証券]
据置き A
(6501)日立 1,150円
据置き A
(8804)東京建物 1,390円
据置き B
(6301)コマツ 2,700→ 2,600円
据置き C
(6305)日立建機 2,000→ 1,900円
[野村証券]
据置き A
(6920)レーザーテック 1,537→ 1,574円
据置き A
(9984)ソフトバンク 10,570円
[みずほ証券]
新 規 A
(2269)明治HD 14,600円
[大和証券]
据置き 1
(4503)アステラス製薬 1,900円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【4】EPS算出法の変更 **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
最もポピュラーな投資指標の一つである株価収益率(PER)は、企業の成長性に着目した指標で、値が低ければ割安と判断されます。
PERの計算式は、株価÷1株利益(EPS)で、1株利益が多いほどPERは低くなります。通常、3月決算期銘柄であれば2015年3月期の予想1株利益を用いて算出されるため、業績が大きく伸びている企業ほど低下する傾向があります。これが「企業の成長に着目した指標」と言われるゆえんです。
PER算出のもととなる1株利益は純利益÷発行済み株式数で求められます。ちなみに日経新聞では従来、自社株を含む発行済み株式数で1株利益を求めPERを算出してきましたが、本日から「自社株を除く発行済み株式数」に変更しています。
※自社株:企業が自社株買い等で保有している自社の株式。
これにより、自社株買いを積極的に行っている企業ほど、1株利益を求める際の分母(発行株式数)が小さくなり、結果、予想1株利益が増えるため、PERは従来よりも下がります。
日経電子版のデータ等では本日から変更が反映され、市場全体や指数ごとの予想PERは明日の日経朝刊から変更になります。
昨年の国内の映画興行収入は4年ぶり2000億円台を回復したそうです。昨年は米ウォルト・ディズニーの「アナと雪の女王」が大ヒットした他、「永遠の0」や「STAND BY ME ドラえもん」なども好調でした。現在は昨年12月に公開された「妖怪ウォッチ」が好調で、今年は他にも「ジュラシック・パーク」や「スター・ウォーズ」の続編や「進撃の巨人」などの公開も予定されており、国内映画産業は好調を維持しそうです。