19日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反落。終値は前日比322円65銭(2.23%)安の1万4130円17銭で、前週末13日以来の安値を付けた。下値支持水準とみられた25日移動平均を下回り、下げ幅は400円に迫る場面もあった。18日の米株式相場の大幅続落をきっかけに、国内外経済の不透明感が懸念された。前日までの上昇の反動も加わり、主力株を中心に幅広い銘柄に売りが出たほか、アジア株が全面安になったことも市場心理を冷やした。トヨタ、ホンダ、松下、キヤノンといった国際優良株が軒並み下落。三菱UFJやみずほFG、野村といった金融株の下げが目立ち、世界的な信用収縮懸念の再燃が意識された。東証株価指数(TOPIX)も大幅に反落。5営業日ぶりの下落で下げ幅は30ポイントを超え、心理的な節目の1400を割り込んだ。


