雑談

ヒロろんさん

 さて、早いもので年が明けてから3週間超、立会日数で14日が経過しました。


 「羊辛抱、辛抱銭」の未年はまだ始まったばかりであり、一貫した中長期スタンスという観点からはまだこの段階で一喜一憂する訳には行きませんが、それでも個別銘柄によりましては既に大きく上昇してきた銘柄があります。


 『藤田観光』(9722)です。同銘柄は360円前後が狙い目で、この週末の金曜日には一時469円まで上昇しました。率にして25%という急騰を演じています。


 短期急騰となった訳ですが、「急がば回れ、走れば躓(つまづ)く」で得てしてこうなります。「では何故、藤田観光なのか」を改めて申し上げますと、以下の通りです。


 同社は東の「椿山荘」と西の「太閤園」を擁し、和風の見事な内外装で外国人からの人気が極めて高く、訪日外国人の増加を背景にホテル稼働率が高水準となっています。加えて、ビジネスニーズに応えるワシントンホテルや有名な箱根小涌園を展開している点も見逃せません。


 そうした「おもてなし」の名門ホテルを運営する同社。国策としての「観光立国にっぽん」というテーマ性に乗り、キッカケ次第で上げ足加速となることが想定され、短期急騰劇を演じることとなっています。


 実は同社株だけでなく、上がってきましたので公開しますと軽井沢プリンスホテルを有する「西武HD」も然りであり、同様の理由で大きく上昇してきています。


 既に3月14日に北陸新幹線が開業します。東京~金沢間が2時間30分程度で結ばれ、現在の東京~軽井沢間の所要時間(約1時間10分)を差し引くと、金沢~軽井沢間は1時間20分程度となります。北陸地方からの交通アクセスが一気に便利となり、避暑地としての軽井沢が変貌する可能性があり、この点は株式投資という観点からは見逃せなかった訳です。


 何故なら、軽井沢を代表する宿泊施設といえば軽井沢駅至近に52万平方メートル(東京ドーム12個分)という広大な敷地にホテルやコテージが点在する「軽井沢プリンスホテル」であり、それを有するのが「西武HD」だからです。既に訪日外国人旅行者数の増加により、同社ホテルに宿泊する外国人客の比率は大きく上昇してきています。


 「では、次の妙味株は何か?」となりますが、材料は豊富であり、まだまだ投資妙味大の銘柄はたくさんあります。従いまして焦る必要は全くありません。先に申し上げましたテーマとしての「地方創生」を象徴する北陸新幹線の開業により、北陸方面を訪れる観光客が急増し、富山県富山市や石川県金沢市な
どはあたかも観光バブル的な様相となることが想定されます。
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