◎<イスラム国拘束>日本政府、ヨルダンに協力要請

ヒロろんさん

イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるグループによる日本人2人の身代金要求事件で、ヨルダンに派遣された中山泰秀副外相は21日午後(日本時間同日深夜)、首都アンマンでアブドラ国王と会談し、情報収集などでの協力を要請した。

国王は「厳しい状況ではあるが、全面的に協 力したい」と応じた。国王は「日本と、解放を待つ2人の日本人を非常に 心配し、思いをはせている」とも語った。政府は23日午後の期限を前 に、関係各国と情報交換を続けている。

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 ◇情報収集で連携

安倍晋三首相は21日深夜、国王との会談内容について中山氏から電 話で報告を受け、「引き続き現地で動くように」と指示した。政府はヨルダンのほか、昨年9月にイスラム国から49人の人質解放に成功したトル コや、エジプトとも連絡をとりながら人質救出の手がかりを探っている。

英国訪問中の岸田文雄外相は21日午後(日本時間22日未明)、イ ランのザリフ外相と電話で協議し、「事実関係に関する情報収集と、2人 の早期解放に向けて支援してほしい」と協力を求めた。ザリフ氏は「イスラム国の対応を強く非難する。本件は中東地域と国際社会に対する脅威であり、日本に全面的に協力する」と述べた。

外務省の斎木昭隆事務次官は22日午前、「各国のネットワークを活用し、引き続き情報収集に全力を挙げている」と記者団に語った。

毎日新聞 1月22日(木)11時38分配信
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