本日の市況

ヒロろんさん

――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【1】今日の相場                         **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞



◎日経平均  
17329.02(+ 48.54)△0.28%

◎TOPIX  
1389.43(-  1.18)▼0.08%

◎売買高概算   19億7108万株
◎売買代金概算   2兆0507億円
◎時価総額   500兆4585億円

◎値上り銘柄数 724  
◎(年初来)新高値 69
◎値下り銘柄数 988  
◎(年初来)新安値 12
◎変わらず   149

◎騰落レシオ(25日) 95.46%

◎サイコロ(日経平均) 7勝5敗 ●○○○●●○●○○●○ 58.3%

◎カイリ率(日経平均) 
25日線比+0.39% 
75日線比+3.57%

◎為替  
(対ドル) 118.27  
(対ユーロ)137.05

◎出来高上位

1.三井住友建<1821>  
173円(-  14円)143,307千株

2.みずほ  <8411>
196.0円(±   0円) 71,860千株

3.ユニチカ <3103>   
56円(+   1円) 56,699千株

4.神戸製鋼 <5406>  
200円(-   3円) 46,375千株

5.三菱UFJ<8306>
614.7円(- 5.9円) 43,069千株


◎売買代金上位    (円)

1.日経レバE<1570>
12890円(+  60円) 91,024百万

2.ソフトBK<9984> 
7056円(+ 192円) 76,970百万

3.トヨタ自 <7203> 
7585円(-   3円) 53,274百万

4.ソニー  <6758>
2610.5円(+ 13円) 33,895百万

5.OLC  <4661>
30610円(-1710円) 31,635百万



◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り540万株 買い870万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が小幅高、前日比48円(0.28%)高の1万7329円で取引終了です。

 昨晩のNYダウが39ドル高となり、円相場も1ドル=118円台乗せとなるなど円安に振れたことを好感して朝方から買いが先行。9:16には上げ幅が75円となって1万7355円まで上昇する場面がありました。ただ、買い一巡後は今晩に注目の欧州中央銀行(ECB)の理事会の結果発表を控え、加えて国内企業の第3四半期決算発表本格化を前に手控え気分が強まり、1万7300円と中心に狭いレンジ内でもみ合う展開となっています。売買代金は概算2兆507億円、売買高は19億7108万株と今年最少です。上海総合指数は19ポイント高の3343です。

 業種別では、石油、紙パ、情報通信、食品、非鉄などが高く、水産、ゴム、不動産、電機、精密などが下げています。

 個別銘柄では、明治HDが110円高の1万2200円と4日連続高となって上場来高値を更新、カルビーも80円高の4480円、日ハムは45円高の2943円、グリコが160円高の4840円、ハウス食が37円高の2187円、日清粉も20円高の1290円、キューピーも33円高の2646円と値を上げ、いずれも昨年来高値を更新しています。

 欧州中央銀行(ECB)理事会やギリシャの総選挙を控えて世界経済の先行き不透明感が高まる中、デフレ下でも着実に価格転嫁を進め、業績に安定感のあるディフェンシブ銘柄として物色の矛先が向かっています。

 配当利回りが4%程度と高い三井物産が9円高の1557円、同じく住友商事も18円高の1192円、3%程度のNTTドコモが1.5円高の1981.5円となるなど高配当利回り銘柄の一角に物色の矛先が向かっています。配当利回りの高さに着目した個人投資家が少額投資非課税制度(NISA)枠を活用して長期の資金を振り向けています。

 DMG森精機が139円高の1508円と大幅高。持ち分法適用会社の独DMG MORI SEIKIに対して株式公開買い付け(TOB)を実施して買収を目指すと発表。出資比率は現在24.3%ですが、これを50%超から100%に引き上げる模様です。事業連携強化による業績拡大を期待した買いが入っています。

 ユニ・チャームが4日連続高で21.5円高の3099.5円と値を上げ、株式分割後の高値を連日で更新。同社は昨年9月末に1→3の株式分割を実施しています。中国で紙おむつ「マミーポコ」を投入し、生理用品「ソフィ」などの販売も順調、そして東南アジアでも紙おむつの販売が伸びており、好業績を好感した買いが継続しています。

 その他、軽井沢などプリンスホテルを展開する地方創生関連の西武HDが29円高の2996円と値を上げて連日で上場来の高値を更新、旅客機用の化粧室・厨房設備で世界大手でボーイング関連のジャムコが105円高の3295円、椿山荘と太閤園を擁する藤田観光が12円高の419円と連日で昨年来の高値を更新しています。

 本日の新高値銘柄は、前田道、東洋建、ライト工、日清粉、山パン、カルビー、明治HD、キューピー、ハウス食、コスモス薬品、花王、理研ビタミン、日東電工、ユニチャーム、H2O、西武HD、JR東海、藤田観光・・・等々です。



――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【2】主な材料                          **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞



・日銀、景気判断を据え置き 1月の金融経済月報

・個人向け・企業向け資金需要がともに改善 日銀

・アイシン精機、米国のユーザーが集団訴訟を提起

・14年の民生用電子機器出荷額、4年連続の減少

・14年のパソコン出荷台数は2年連続の前年割れ

・1月第2週の部門別動向、海外勢3週連続売り越

・森精機、資本提携先をTOB 最大2200億円

・米MS、Win10を無償提供 7以降利用者に




――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【3】主な投資判断                        **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞



[ドイツ証券]
 引上げ B→A
(8303)新生銀行  257→ 260円

[野村証券]
 据置き   A
(5334)日本特殊陶  3,600→ 4,150円

 据置き   A
(6479)ミネベア  1,710→ 2,080円

 据置き   A
(6594)日本電産  6,850→ 8,400円

[SMBC日興証券]
 新 規   A
(6758)ソニー  3,200円

[みずほ証券]
 据置き   A
(9684)スクウェアエニ  2,800→ 3,000円

 据置き   A
(9793)ダイセキ  2,350→ 2,300円

[大和証券]
 新 規   1
(5423)東京製鉄  1,100円

 新 規   2
(5440)共英製鋼  2,650円

※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価




――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【4】売りやすい相場は高い                    **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞



 下げてきたから買いたいと思うが、もうちょっと下がりそうなのでもっと安い値段で注文を出してみようと、難しい値段(かなり安い価格)で買い注文を出したらあっさり約定してしまい、「えっ?!」と思った経験はないでしょうか? 大概そんな時にはもっと安値があるものです。

 逆に、ここまではすぐには上昇しないだろうと思った値段で売り注文を出してみたらすんなり売れてしまったというケースも少なくありません。そんな時の相場はさらに高い水準までするすると上昇してしまうものです。

 これが「買えば下がり、売れば上がる」の法則です。安く買えるのは相場が弱いからであって、相場が安くなるのにはそれなりの理由があります。高く売れたのは相場が強いからであり、強い相場には相応の理由があります。

 安値から見ればかなり上がってしまい、買いにくいなと思う銘柄ほどよく上がるといったことはよくあることで、単に上がった下がったということのみで判断するのは誤りの可能性があります。

 こうした相場の真理と投資家の心理を、昔の相場師は下記のような格言にして伝えています。


 「買いやすい相場は安く、売りやすい相場は高い」

 「売りにくい相場は安く、買いにくい相場は高い」

 「売りがたきところが下がり、買いがたきところが上がると知るべし」



 ただ、欲張ったり怖がってばかりいてはチャンスを逸することにもつながりますので、上記のようなことを想定しつつ相場に臨むことが肝要です。


 ECB理事会などのイベントを控えて日経平均株価は小動きとなっていますが、上昇中の5日移動平均線と25日移動平均線のゴールデンクロスが視野に入ってきました。もちろんこれも強気のサインで、相場がこの先堅調に推移すればさらに多くの強気サインが点灯します。
ヒロろんさんのブログ一覧