澤上ファンドで知られる澤上篤人氏がこんなことを仰っています。
「長期投資が普及すれば経済は幾らでも成長する。
特に日本の様な、個人の預貯金残高が経済規模の1.7倍にも達する国では
預貯金の10%を長期投資に充てるだけで
アベノミクスなど遠く及ばない程の経済成長が達成出来る。」
確かにこの話には強く賛同しますが
日本では、株の売買をやっているというだけでギャンブル好きの烙印を押されたり
果ては人格まで否定されかねない歴史的な風土があり、実現にはまだまだ時間が掛かりそうです。
しかし最近になって、小学校の授業で資産の運営について学べる様になり
個人投資家が市民権を得る日はそう遠く無い様な気がします。
ところで、個人の投資促進を目的として始まったNISAですが
こんな詰まらない制度はさっさと止めて、早く証券優遇税制を復活させるべきだと考えます。
というのも、長期投資=同じ銘柄を延々と持ち続けるということではなく
たとえ自分が選んだ企業に投資したとしても、ある程度株価が上がれば利確するべきですし
下がれば再び買い戻せば立派な長期投資だからです。
つまり長期投資で資産を運用するということは
自分が投資したい企業を長期に亘り応援し続ける中で応分の利益を得ることなので
仮に10年応援したとしても、その間に利確と買戻しは何度も行われて当然です。
しかしNISAを利用した場合、比較的短期間で株価が上昇した時に利確を躊躇ったり
逆に見込み違いで下がった時に損切りの決断がし辛く
結局含み損を抱えたまま、NISA=塩漬けなんてことも充分あり得ます。
もっと言えば、株は儲かるものだと勘違いさせる様なNISAのCMは誇大広告もいいところです!
私はアベノミクス成長戦略のもう一つの柱として
証券優遇税制の早期復活を、声を大にして叫びたいと思います! フッ◆\(・・)/◇カツ