――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【1】今日の相場 **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
◎日経平均
17280.48(- 85.82)▼0.49%
◎TOPIX
1390.61(- 7.02)▼0.50%
◎売買高概算 21億8730万株
◎売買代金概算 2兆3029億円
◎時価総額 501兆0380億円
◎値上り銘柄数 466
◎(年初来)新高値 95
◎値下り銘柄数 1312
◎(年初来)新安値 6
◎変わらず 83
◎騰落レシオ(25日) 93.93%
◎サイコロ(日経平均) 6勝6敗 ●●○○○●●○●○○● 50.0%
◎カイリ率(日経平均)
25日線比+0.12%
75日線比+3.37%
◎為替
(対ドル) 117.61
(対ユーロ)136.06
◎出来高上位
1.三井住友建<1821>
187円(+ 6円)137,488千株
2.みずほ <8411>
196.0円(- 1.3円) 95,807千株
3.ユニチカ <3103>
55円(- 2円) 47,816千株
4.シャープ <6753>
221円(- 6円) 41,858千株
5.商船三井 <9104>
388円(+ 5円) 38,934千株
◎売買代金上位 (円)
1.日経レバE<1570>
12830円(- 140円)134,394百万
2.トヨタ自 <7203>
7588円(- 71円) 82,597百万
3.ソフトBK<9984>
6864円(- 58円) 45,525百万
4.ソニー <6758>
2597.5円(+135円) 44,232百万
5.ファナック<6954>
20085円(+ 175円) 32,729百万
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り2360万株 買い2430万株
本日の東京マーケットは日経平均株価が前日比85円(0.49%)安の1万7280円で取引終了です。
昨晩のNYダウは3ドルの小幅高で手掛かり材料に欠ける中、昨日に352円の大幅高となった後だけに朝方から売りが優勢。円相場が1ドル=117円台の円高に振れたことも重石となり、12:49には下げ幅が184円となる場面がありました。もっとも売り一巡後は先高期待の押し目買いが入り、加えて上海市場が大幅高となっていることも買いを誘い、引けにかけては下げ幅を縮めています。売買代金は概算2兆3029億円、上海総合指数は150ポイント(4.7%)高の3323と連日で値を上げています。
業種別では、空運、陸運、小売、繊維、食品などが高く、電力ガス、機械、精密、非鉄、自動車、銀行などが下げています。
個別銘柄では、銀座の老舗百貨店の松屋が106円高の1773円、銀座に店舗を構える真珠トップのTASAKIが130円高の1977円と値を飛ばしています。昨日に日本政府観光局が発表した2014年の訪日外国人旅行者が前年より29%多い1341万人となり、過去最高を更新。訪日客が銀座などで買い物をすることが業績拡大に繋がるとの思惑から物色の矛先が向かっています。
銀座に大型店を有する無添加化粧品メーカーのファンケルも76円高の1868円と値を上げて昨年来高値を更新。昨年12月の月次売上高が前年同月比6.2%増加し、好感した買いが入っています。
円安や訪日ビザ(査証)の発給要件緩和などで訪日客は今後も増える見込みであり、羽田空港で免税品販売などを手がける日本空港ビルも190円高の5350円と昨年来高値を更新、椿山荘・太閤園を擁する藤田観光も26円高の407円と値を飛ばしています。
西武HDが136円高の2967円と値を飛ばして上場来の高値を更新。訪日客の増加から運営するリゾート地や都心のホテルなどが恩恵を受けるとの期待は根強く、買いが継続しています。
ソニーが135円高の2597.5円と値を上げています。米映画子会社ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)が昨日、北朝鮮の金正恩第1書記の暗殺計画を描いたコメディー映画「ザ・インタビュー」のデジタル配信による収入が4000万ドルを超えたと発表。好調な配信を好感した買いが入っています。
その他、ジェネリックの日医工が24円高の2007円と2000円台乗せ、炭素繊維を手掛けるボーイング関連の東レが10.8円高の983.7円、JR東日本が102円高の9211円。東急建設が22円高の599円、三井住友建が6円高の187円、東鉄工が71円高の2844円、五洋建が16円高の456円、ライト工が28円高の1148円と建設の一角が昨年来高値を更新しています。
本日の新高値銘柄は、東急建、三井住友建、東鉄工、五洋建、ライト工、カルビー、日清食、キッコーマン、キューピー、武田薬、小野薬、日医工、ブリヂストン、日東電工、JR東海、西武HD、HIS、日本空港ビル、藤田観光・・・等々です。
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【2】主な材料 **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
・米大統領が一般教書演説 「テロとの戦いに全力」
・日銀、金融政策を現状維持 貸出支援制度の拡充も
・日銀、今年度物価上昇率見通し1.0%に引き下げ
・ガソリン店頭価格、26連続で下落 前週比3円安
・12月の全国スーパー売上高、9カ月連続マイナス
・12月の首都圏マンション発売、11カ月ぶり増加
・トヨタグループ、15年の世界販売は1%減を予想
・三井不動、NYでビル開発 総事業費1500億円
・上海株、大幅高で続伸 急落していた証券株も上昇
・米J&Jの10~12月期決算、純利益が28%減
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【3】主な投資判断 **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
[メリルリンチ証券]
据置き A
(5711)三菱マテリアル 470→ 460円
据置き A
(5714)DOWA 1,050→ 1,000円
引下げ A→B
(5541)大平洋金属 460→ 380円
引下げ A→B
(5713)住友鉱山 2,100→ 1,750円
[クレディS証券]
据置き A
(7261)マツダ 3,300→ 3,550円
据置き A
(7270)富士重工 4,200→ 5,500円
引上げ C→B
(7272)ヤマハ発 2,600円
引下げ B→C
(7262)ダイハツ 1,200円
[JPモルガン証券]
引下げ B→C
(8281)ゼビオ 1,600円
[ゴールドマンS証券]
据置き A
(6703)沖電気 280円
引上げ B→A
(9766)コナミ 2,500→ 2,800円
引下げ A→B
(3659)ネクソン 1,200→ 1,300円
引下げ A→B
(6460)セガサミー 2,200→ 1,800円
引下げ B→C
(3632)グリー 650→ 580円
[野村証券]
据置き B
(5423)東京製鉄 771→ 844円
[大和証券]
据置き 1
(6301)コマツ 3,300円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
【4】投資判断と目標株価 **
――――――――――――――――――――――――――――――――――∞
上記にてご紹介しております「投資判断」は、証券会社が独自の調査と基準によって銘柄や株価の判断を示すもので、基本的に株価指数(TOPIX等)を基準(ベンチマーク)にした相対的評価であり絶対的評価とは異なりますが、投資の参考にしている人は少なくありません。
ただ、中には非常に紛らわしいケースがあります。例えば、投資判断を引き上げたにも関わらず、目標株価を引き下げるといった場合です。
事業環境が期待されたほど好転せずに業績が伸び悩むことが想定される場合、アナリストは利益見通しを引き下げるとともに目標株価を引き下げますが、それでもまだ目標株価の水準が現在の株価水準よりも十分に割安であれば投資判断の引き上げを行います。
上記とは逆のケースを含めましてこういったことはよくあることで、その際は実際の株価と照らし合わせていただければ分かりやすいと思います。
市場参加者の注目は22日の欧州中央銀行(ECB)理事会と25日のギリシャ総選挙に向いていましたが、「イスラム国」が邦人を人質にとって身代金を要求するといった事態は市場関係者にとっても予期せぬ出来事となっています。