ずっと下げていた原油価格が反発したことを受けて、先週金曜日の米国株式相場は大きく反発した(DJIA +190.86 @17,511.57, NASDAQ
+63.56
@4,634.38)。これらを好感して、本日の日本株全般は上げた。上昇銘柄数が1,152に対して、下落銘柄数は561となった。騰落レシオは82.46%。東証1部の売買代金は1兆9278億円へ縮小し、2兆円を割り込んだ。中国の証券当局が中国証券大手3社に対して信用取引口座の新規開設中止を命じたため、上海総合指数が一時7%急落する場面があった。これに水を差されて本日の日本株の反発は小さくなった。
原油価格の下げ止まりと米国株高を受けて、TOPIXも日経平均も長めの下ヒゲを引いたほぼ寄引同事線で反発した。
どちらも先週金曜日に割り込んだ60日(=3ヶ月)移動平均線を1日で回復した。辛うじて日本株相場は大崩にはなっていないが、まだしばらくは海外発の攪乱要因に振り回される日が続きそうだ。
TOPIX
+9 @1,372
日経平均 +150円
@17,014円
33業種中28業種が上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、非鉄金属(2位)、ガラス・土石(3位)、卸売(4位)、医薬品(5位)。原油価格が下げ止まったので上昇率1位の鉱業は分かり易い。