昨日は為替相場ではスイスフランが115円から138円へと実に23円もの急騰を見せる大きな変化がありました。
背景には2012年以降、スイス国立銀行(SNB)はユーロ/スイスのレートにおいて1.20を死守すると表明し実際に2012年以降は1.20を割れることなく推移していました。
ところが昨日、ジョーダンスイスSNB総裁は上記の下限を撤廃すると表明し、ユーロ/スイスは1.20から0.96台へ20%近く暴落し史上最安値を更新しました。
割を食ったのがユーロでユーロは対スイスのみならず他の主要通貨に対しても全面安となりユーロ円は134円台まで下落し今週上げた下値目処まで一気に到達しています。
ユーロ/スイスを1.20を買い支えてきたスイス国立銀行(SNB)はユーロの大口の買い手だったのですが買うのを止めたのですからユーロの暴落も仕方の無いことと思います。
ドル円も116円前後まで下落し下値目処の115円台にほぼ到達していますがまだ下落の勢いは収束していませんので注意が必要な局面は続きます。