昨日、スイス中銀が無期限の市場介入を撤退したことでユーロスイス(EURCHF)は、上限の1.20フランを割り込み、スイスフランは一時0.80520フランまで急落した。スイス株式市場では10%以上急落、時価総額およそ1000億ドルが吹き飛んだようだ。スイスは、1515年以来、中立政策を掲げてきた。1815年にはウィーン会議最終議定書で永世中立が欧州列強より承認。2002年に国連に加入。過去10年間の年平均インフレ率が0.8%と低位安定しており、財政収支も黒字を維持しているため、スイスの金利は低い。