大荒れ・・・というのがまさに相応しい状況になっています。スイスがスイスフラン高に対する防衛策として行っていた無限為替介入を終了するとのことで、フランが主要通貨に対して大幅に買われるなどして相場は乱高下しています((゚゚дд゚゚ )) アワワ!!
正直チャートを見ていて一体何が起こったのかと思いましたねw すべてに対してスイスフランがぶっ飛んでいたので、第三次世界大戦のような大戦争が勃発したのかと一瞬心配になりました。
そして、速報を待ちわびていたところ、どうやらスイスが無限介入を終了したのとことで、ようやく合点がいきましたε-(´∀`*)ホッ
なので、ここではこれまでの経緯や今回の出来事について解説しつつ、今後どうなるかについてまとめさせていただきますので、どうぞよろしくお願いします。
2011年に為替市場への無限介入を開始! 時を遡ること3年4ヶ月前の2011年9月6日。スイスの中央銀行であるスイス国立銀行は、為替市場に対する『無制限介入』を発表しました((φ(..。)カキカキ
この無限介入の内容としては、1ユーロ=1.20スイスフランという上限を設け、これ以上のスイスフラン高は断じて許さないというものでした。
何故このようなことが政策に至ったかといえば、ここ最近も懸念が騒がれているように欧州危機を受けてのことですね(b´∀`)ネッ!
今も問題になっていますが、当時は今とは比べ物にならないぐらいギリシャなどの債務状況は深刻で、それと同時に急激なユーロ売り・フラン買いが進行していました。
通常であれば自国通貨が高くなることは決して悪いことではありませんが、スイスは国際的にも有数の輸出国ですので、自国通貨が高まりすぎると国内経済が非常に深刻なダメージを受けてしまいます。
加えて、主な貿易相手はEU諸国ですからね(*´・ω・)(・ω・`*)ネー EUへの輸出高は全体の6割近くを占めているため、ユーロ安・フラン高となると、日本のような円高倒産が増えてしまうと言うわけです。
まぁ日本は別にそれほど国際競争力が高いわけではないので、本来はそこまででもないのですが、スイスの場合は輸出割合が多い分野では9割以上が輸出商品ということで、自国通貨高だと即死に直結するといった面があります。
また、日本もそうでしたが自国通貨高だと、どうしてもデフレ不況に陥りがちといった背景もありますので、スイスは対ユーロについて上限を決めて、巨額かつ大胆な為替介入を行ってきたわけです。
無限介入を終了!市場は一時パニック相場に そして本日、スイス国立銀行は突如これまで行ってきた『無制限介入』を終了すると発表しました。理由としては、スイスフランが米ドルに対して大幅に下落したことで影響が低下したためとしています。
最近のアメリカ経済の好調さからドル高が進んでおり、対ユーロに対してもドル高が進んでいますから、相対的にスイスフラン安となったことが今回の決定につながったようですねφ(゚Д゚ )フムフム…
で、これを受けて相場は大混乱となったわけです。スイスフランが主要通貨に対して大幅に上昇したことは言うまでもありませんが、ユーロ・ドルでもユーロ安が進んで11年ぶりの水準に突入…