同社はもともとモバイル向けミドルウェアソリューションを提供している企業として 2007年度は「マザーズ市場ナンバーワン」の注目を集めるほどの銘柄でした。 そこから主力の事業のモバイル向けのシステムが大きく衰退。 万年赤字で株価も大きく低迷したマザーズの主力古豪株です。 「アクロディア」はモバイル向けのシステムから今はスマホゲーム事業に力を入れています。 http://www.acrodea.co.jp/ マザーズの主力古豪株でスマホゲーム事業に転換して大きく化けた銘柄と言えば「2121ミクシィ」が挙げられますが 「アクロディア」もミクシィを見習って主力事業からスマホゲーム事業に転換して一発大逆転を狙っているといえます。 明日14日(水)に1Q決算の発表が予定されています。現段階で把握できる数値は ・10/15会社側が発表した事前の今期の2Q予想 -1億4,600万。 四季報の2Q予想 -1億4,000万。 ・10/15会社側が発表した事前の今期の通期予想 +2,000万。 四季報の通期予想 -1億。 ・四季報の来期予想±0。収支トントンの見通し。 ですが、上期は赤字を覚悟。下期で赤字幅縮小の傾向。そして如何に黒字見通しを具体的に示すことが出来るかが重要 となります。もちろん上期から黒字決算ならサプライズ、中間・通期で上方修正でもサプライズです。 株価の値位置的には赤字決算の場合、如何に織り込むことが出来るかどうか。織り込まずに400円割れ調整となれば 調整が長引き、織り込んで500円前後を維持、もしくは上放れた場合、特に業績の変化率を確認できた場合は 昨年2014年高値840円はただの通過点とならないとおかしいということになります。
そして昨日14日(水)の1Q決算では ・1Q -1億6,900万の赤字。 ・2Q予想 -1億4,600万の赤字見通し。事前の会社予想と変わらず。 ・通期予想 +2,000万の黒字見通し。通期も事前の会社予想と変わらず。 の内容でした。事前予想に対しての上方修正的なサプライズも無ければ事前予想通りだったため下方修正も無しでした。 市場の反応としては、取り敢えず無事通過の決算内容と言えましょう。 ここからは通期の黒字。万年赤字脱出。ミクシィを見習って主力事業からスマホゲーム事業に転換して一発大逆転の 期待を如何に株価に刷り込んでの上昇となるかがポイントに。そのためには終値ベースで500円大台乗せて足場固め完了。 そこから600円大台乗せてはじめて株高リズムが生まれます。 月足のRSIは「49」と2013年9月に記録した「93.54」からすれば明らかに売られ過ぎ。調整十分です。 赤字決算で昨年は840円まで上がっているのですから、黒字見通し&スマホゲーム事業参入の思惑絡んで 昨年高値840円を奪還できるのか。