概況

ヒロろんさん

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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      
17613.68(- 27.16)▼0.15%

□ナスダック       
4661.50(-  3.21)▼0.07%

□S&P500      
2023.03(-  5.23)▼0.26%

□ダウ輸送株       
8765.34(- 41.36)▼0.47%

□半導体株(SOX)    
665.58(-  6.24)▼0.93%

□NY原油先物(2月限)   
45.89(- 0.18)

□NY 金先物(2月限) 
1234.40(+ 1.60)

□バルチック海運指数    
762   (+39)

□為替      
(対ドル)117.90 
(対ユーロ)138.83

□CME日経225先物 
16940(-150)※大証比



 13日のNY株式市場は3日続落。指数は一時大きく上昇する場面がありましたが、原油相場の下落が投資家心理を悪化させマイナスに転じています。

 主要企業の先陣を切って前日引け後に発表されたアルコアの好決算や欧州中央銀行(ECB)による追加緩和観測、米中小企業の業界団体が発表した12月の中小企業楽観度指数が8年ぶりの高水準を記録したこどなどを好感してNY株は買いが先行。ダウは前日比で一時282ドル高まで上げ幅を拡大し、早い時間帯でこの日の高値(1万7923ドル)をつけました。

 しかしその後、アラブ首長国連邦(UAE)のエネルギー相が、石油輸出国機構(OPEC)は原油生産の戦略を変更するつもりはないとして減産の可能性を改めて否定したことなどから原油相場が下げ幅を拡大。欧州で原油の指標価格となっている北海ブレントの下げがきつく、改めて欧州経済の悪化が意識されたことや銅相場が5年ぶりの安値となったことなどから投資家心理が悪化しました。

 リスク回避ムードが強まったことから主要指数はマイナスに転じ、ダウは一時142ドル安の1万7498ドルまで下落。日中の高安の差が424ドルと振れ幅(ボラティリティ)の大きい1日となりました。売り一巡後は下げ幅を縮小し、指数は前日終値付近にまで値を戻しましたが、小幅ながら3営業日続落で取引を終了しました。

 業種別では、公益や通信が上昇した一方、素材やエネルギーなどの下落が顕著でした。

 個別銘柄では、原油安を背景にシェブロンやエクソンモービルなどのエネルギー株が下落。銅価格の下落を受けて産銅大手のフリーポート・マクモランが大きく値を下げ、好決算を手掛かりに上昇して始まったアルミのアルコアは下落に転じています。

 増益決算を発表した住宅建設のKBホームも朝方は上昇しましたが、慎重な先行き見通しが嫌気され下落に転じ、同業のDRホートンなどにも売りが波及しました。一方、燃料費の下落が業績の追い風となるデルタ航空やユナイテッド・コンチネンタルなどの航空株が上昇。アナリストによる投資判断の引き上げが伝わったアップルやアマゾンがしっかりでした。

 ダウ構成銘柄では、ウォルト・ディズニー、プロクター&ギャンブル、ビザ、IBMなどが高く、デュポン、シェブロン、ファイザー、ナイキ、ウォルマートなどが下げています。

 供給過剰感が強いNY原油先物(WTI)は3営業日続落となり、終値としては5年9カ月ぶりの安値を更新。UAEのエネルギー相のコメントや米エネルギー情報局がシェールオイル・ガスの2月の生産量が過去最高を更新するとの見通しを示したことが原油相場を圧迫しました。

 逃避資金の受け皿となりやすい金は小幅ながら3営業日続伸。バルチック海運指数(BDI)は大幅高で続伸しました。

 CME日経225先物は、円建ては16940(大証比150円安)、ドル建てが16975(同115円安)で取引を終了しました。



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【2】主な注目材料とニュース                   **
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☆注目材料

 昨晩のNYダウは3日連続安、前日比27ドル安の1万7613ドルとなっています。

 シカゴ日経平均先物は1万6940円と昨日の東京市場の日経平均株価1万7087円と比べて150円ほど安い水準となっています。

 今朝6:30の円相場は、対ドルで1ドル=117円88銭前後(昨日16:00頃は118円48銭)、対ユーロは1ユーロ=138円82銭前後(同140円23銭)といずれも円高が進行しています。

 NY原油は小幅安、前日比0.18ドル安の1バレル=45.89ドルと3日連続で値下がりしています。終値ベースで09年4月20日以来、約5年9ヵ月ぶりの安値水準となっています。早朝の時間外取引で一時44.20ドルまで値下がりする場面がありました。OPEC(石油輸出国機構)が当面、石油生産量を維持するとの見方から売りが続いています。

 NY金価格は小幅高、前日比1.6ドル高の1トロイオンス=1234.4ドルと3日連続で上昇しています。終値ベースで昨年10月22日以来、約3ヵ月ぶりの高値水準となっています。


 昨日の日経平均株価は、前週末比110円安の1万7087円と4日ぶりに値下がりしています。9:50には369円安の1万6828円まで値下がりする場面がありましたが、売り一巡後は先高期待からの押し目買いが入り、下げ幅を縮小しています。

 本日は皇居・宮殿で「歌会始の儀」が行われます。お題は「本」。入選者の歌は、天皇、皇后両陛下や皇族方の作品とともに歌会始の儀で初めて披露されます。

 環太平洋経済連携協定(TPP)の日米事務レベル協議が本日、東京都内で約1ヵ月ぶりに再開します。日本の重要農産品である牛・豚肉の関税率や緊急輸入制限措置(セーフガード)のほか、コメの輸入枠拡大などが議題となります。

 本日はドトール日レス(3087)、ウエルシアHD(3141)、レナウン(3606)、松竹(9601)などが決算発表を予定しています。

 海外では、米地区連銀報告(ベージュブック)、12月の米小売売上高の発表などが予定されています。

 米主要企業の四半期決算で、今晩はJPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴなどが発表を予定しています。


◆主なニュース

・金利低下、原油安で拍車 日米欧、物価に下押し圧力

・社会保障膨張 15年度予算案、最高の31.5兆円

・ガス小売り17年自由化 家庭向け、法改正案提出へ

・15年度物価見通し、1%前半に下方修正 日銀検討

・日立、GMにHVモーター 電機大手が北米で車関連

・楽天、カードで海外攻略 まず台湾からサービス開始

・三菱重、ブラジルで圧縮機生産 化学プラントに供給

・日東電の今期、9年ぶり過去最高益 スマホ向け好調

・スズキ会長「インドに維新」 モディ改革で競争激化

・原油安でユーロ成長率0.5%上げ 財務相会合議長



◆経済指標等

・マネーストック(12月、日銀)
・産業機械受注額(11月、日本産業機械工業会)

・ユーロ圏鉱工業生産(11月)
・米小売売上高(12月)
・米輸出入物価指数(12月)
・米企業在庫(11月)
・米石油在庫統計(週間)
・米地区連銀経済報告(ベージュブック)


◆その他

・2015年度予算案を閣議決定
・TPP日米事務レベル協議

・主な決算 
JIN(3046:均一料金の眼鏡「ジンズ」ブランド展開)
      
ウエルシア(3141:イオン系のドラッグストア)
      
アデランス(8170:かつら大手、女性向け大手)

・海外決算 
JPモルガン(金融、ダウ銘柄)
      
ウェルズ・ファーゴ(金融)




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【3】心に残る名言                        **
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 飛行機は飛び立つ時より着地が難しい。人生も同じだよ。


          
   本田 宗一郎((本田技研工業創業者)
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