本日の日経平均株価終値は+30円の17,197円と小幅続伸。TOPIXも+2.91の1,380.58ポイントと小幅続伸いたしました。
昨晩の米NY株式市場は続伸。週間新規失業保険申請件数が前週から減少し、9日の12月雇用統計発表を前に米労働市場が堅調になりつつあることを示唆。原油価格下げ止まりの兆しも投資家心理を上向かせる形となりました。米景気の回復が継続するとの楽観的な見方や、欧州中央銀行(ECB)が一段と積極的な景気刺激策を打ち出すとの期待が追い風となり堅調な動きとなりました。
東京株式市場は、昨晩の米NY株式市場は上昇、為替は円安方向に振れ、シカゴ平均株価先物も高く買われたことから、買い優勢で取引を始まりました。
日経平均株価は+151円の17,318円と高く始まりました。寄付き後に+175円の17,342円まで買われる場面もありましたが、買い一巡後は売り物に押され上げ幅を縮小し+88円の17,255円で前場の取引を終えました。後場に入っても売り圧力に押される展開は継続し+30円の17,197円で本日の取引を終えました。
日経平均株価の中期基調は下向きを継続。短期基調も下向き継続となっております。日経平均株価のサイコロは○○○●○●●●●○○○「7勝5敗」。日足は陰線を形成しております。
市場では「朝方はSQ要因のほか、空売りの買い戻しが先行して高く始まったが、今晩の米雇用統計を控えて日中は利益確定売りに押された」などと指摘されております。
昨日、12月17日の直近安値16,672円割れを回避し17,100円台に乗せてきました。この動きから短期的な底入れ感も高まってきました。反発が単なるあや戻しとならず、17,000円台で下値を固める動きとなるか注目されましたが、上値は重いながらも本日は続伸し足場を固めております。来週は25日移動平均線へチャレンジする動きとなりそうです。