明日から

[ヒロろんさん]

【本日の市況概況】

本日の日経平均は、原油安やギリシャ政局不安を背景に暴落したＮＹ市場の流れを受けて寄りから売りが先行。16,900円割れまで下げ幅を500円強とした後も、自律反発狙いの買いは限定的なまま　4日続落で取引を終了。

東証主力株は広く深く売られ、中小型株も3905　データセクション、6033　エクストリーム、2159　ＵＢＩＣなどが刹那的に買われた以外は概ね軟調に推移。

日経平均　16,883円　－525、Topix　1,361　－39
225先物 16,880円、ＮＹダウ先物　17,447ドル
為替　118.96円/ドル、142.22円/ユーロ、1.1957ユーロ/ドル


■　テクニカル ： 売りサイン急増

ギャップダウン＆大陰線、5日・10日線や5日・20日線ならびにストキャス（13日）のデッドクロス、パラボリック陰転などの急増した売りサインが下値不安を増幅させる格好。現値水準から切り返せば13週線（16,963円）を下値抵抗帯としたリバトレンド入りが期待できる一方、16,900円を明確に割り込むようなら　12月安値かつ一目均衡表の雲の上限が控える16,600円台後半が次の下値メドに。

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□　今晩のＮＹ ： リバウンド優位も不安残し

直近3日で500ドル近い下落による自律反発機運、東京時間中の露ルーブルの落ち着きなどから17,500ドル前後～17,700ドルにかけてのリバウンド優位の展開が本線。

リスクシナリオは、欧米サービス業ＰＭＩや米製造業受注がコンセンサスを下回った場合の17,400ドル割れに警戒。


□　明日の日本 ： 売り方主導の乱高下

ＮＹなりに寄り付いた後は、積極的な買い手が見当たらないまま　先物での売り方が主導権を握る乱高下へ。想定レンジは下ブレに含みを残した16,650～17,050円。

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★　明日の戦略 ： 今やるべき事を丹念に！
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ギリシャでの‘反緊縮財政’政権誕生をきっかけとした欧州情勢の混乱は未だ序の口。

現状の世界的株安の背景はあくまでも欧州金融資本によるポジション調整がメインですので、欧州情勢が落ち着かないままのの反騰トレンド入りも十分に可能ですが、主導権を握っている売り方にとっては　25日のギリシャ総選挙（＋アルファ）までは何度でも揺さぶりを入れられる環境です。

□　「２年連続１月安」への警戒を継続

週末からの3連休も踏まえれば、（売り方の買戻し以外の）実需筋の積極的な買いも期待薄なだけに、『週内の反発局面はポジション縮小』をベースに体勢の立て直しを計っていってください。