昨日の米国株式相場は大幅下落した(DJIA -331.34 @17,501.65, NASDAQ -74.24
@4,652.47)。ギリシャのユーロを離脱するのではないかという懸念と、底値が見えない原油安の進行が欧州及び米国株式相場を下落させた。これを受けて、本日の日本株全般も売り一色となった。東証1部では、上昇銘柄数が69に対して、下落銘柄数は1,771となり全面安状態となった。騰落レシオは94.75へ下げた。東証1部の売買代金は2兆5258億円とそこそこ商いも多かった。これは、薄商いの中を売り崩されたのではなく、恐怖に慄いて大量の売りが出て、売り急いだ結果の下落だったことを示している。
ギリシャのユーロ離脱懸念と原油安を震源とした欧州・米国株式相場の急落を受け、TOPIXも日経平均も大きくギャップダウンして始まり、さらに下落して陰線で終えた。昨日指摘したように、10月17日安値と12月17日安値を結んだ中期上昇トレンドラインを割り込んだ。これで調整相場入りが濃厚となった。12月8日高値を更新するにはかなりの日柄が必要となるのではないだろうか。
TOPIX
-40 @1,361
日経平均 -526円
@16,883円
33業種すべてが下げた。下落率トップ5は、鉱業(1位:原油安で大きなダメージを受けるから)、保険(2位)、ガラス・土石(3位)、その他金融(4位)、金属製品(5位)となった。