ヒロろんさんのブログ

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本日の市況


 ■□ 本日の株式市場の全般的な動き □■

 1月6日の東京株式市場は、外部環境の更なる悪化から先物主導で下落し日経平均株価は大幅続落いたしました。
 昨晩の米NY株式市場は大幅安。DOWは-331ドルの17,501ドル、NASDAQ総合指数は-74.24ポイントの4,652.57ポイントでした。

寄り付き前の外資系証券6社経由の注文状況は売り880万株、買い550万株で、差し引き330万株の売り越し。金額ベース(6社)も売り越しでした。

 東京株式市場は、ギリシャの政局不安や原油価格の急落を背景に、幅広い銘柄で売りが優勢となり全面安の展開となりました。
 日経平均株価は、始値17,101円と前日終値17,408円から307円安くスタートしました。外部環境の不透明感からリスク回避の流れが続き安値圏で推移し、-525円の16,883円で本日の取引を終えました。
 東証1部の騰落数は、値上がり69銘柄、値下がり1,771銘柄、変わらずは19銘柄。東証1部の売買代金は2兆5,258億円、売買高は26億8,841万株でした。


 ■□ 主力株・1部2部銘柄などの動き □■

 本日の東京株式市場は主力株を筆頭に幅広い銘柄が売られ全面安商状となりました。
 個別では、三菱UFJFG(8306)、三井住友FG(8316) 、みずほFG(8411)など大手銀行株や、野村ホールディングス(8604)、大和証券グループ本社(8601)、松井証券(8628)など証券株が売り物に押され下落しました。

 また、三井不動産(8801)、ケネディクス(4321)、住友不動産(8830)など不動産株や、トヨタ自動車(7203)、三菱自動車(7211)、日産自動車(7201)など自動車株、第一生命保険(8750)、T&Dホールディングス(8795)など保険株、三井物産(8031)、伊藤忠商事(8001)、丸紅(8002)など商社株も売られ下落。
 更に、新日鐵住金(5401)、神戸製鋼所(5406)など鉄鋼株や、三菱マテリアル(5711)、住友金属鉱山(5713)、三井金属(5706)など非鉄金属株、東芝機械(6104)、コマツ(6301)など機械株、ブリヂストン(5108)、住友ゴム工業(5110)、東洋ゴム工業(5105)などタイヤ株も売られ下落しました。

 その中目立った銘柄では、TOB期間の終了接近などの思惑からショットモリテックス(7714)が+46円の268円と暴騰し東証1部上昇率ランキングトップに君臨。ゴールドマン・サックス証券が新規に「買い」、1400円目標としたことが好感されたアイダエンジニアリング(6118)も+45円の1,141円と逆行高となり同ランキング2位にランクインしました。
 その他、ウィルグループ(6089)、フュージョン(4845)、米久(2290)、日本化(4092)、薬王堂(3385)、TASAKI(7968)、ユシロ化(5013)、東京計器(7721)なども買われ上昇しました。


 ■□ 新興市場銘柄の動きと投資戦略 □■

 本日の新興市場は、日経平均株価の大幅安の影響を避けられず軟調な動きとなりました。
 主力株では、ガンホー(3765)を始め、ハーモニック(6324)、ナカニシ(7716)、いちごグループ(2337)、フクダ電子(6960)、デジタルガレージ(4819)、日本通信(9424)、竹内製作所(6432)、イリソ電子(6908)、マイクロニクス(6871)、ミクシィ(2121)、CYBERDYNE(7779)、タカラバイオ(4974)、ペプチドリーム(4587)、OTS(4564)、ナノキャリア(4571)、FFRI(3692)などがそろって下落しました。

 新興市場指数は、JASDAQ平均、マザーズ指数がそろって下落しました。
 目立った銘柄では、eBASE(3835)、ガーラ(4777)、エクストリーム(6033)、MRT(6034)、鉱研工業(6297)、インスペック(6656)などがストップ
高まで買われました。

 AMBITION(3300)が+255円の1,940円まで大幅な上昇を演じたのを始め、クラウドワークス(3900)も+135円の1,532円まで上昇。またはエムティーアイ(9438)が+177円の1,490円まで全面安のなか大幅な上昇を演じました。
 東証1部の主力銘柄は調整継続となっております。今日は下げも大きくなり市場のムードは悪化、投資家心理も弱気に傾いております。明日安く始まる場面ではリバウンド狙いでひとまず「買い」となります。ただ、日経平均株価の中期テクニカル指標は売り転換となりましたので、強気で買い向かう場面でもございません。個別重視で値幅が期待される銘柄のみ見ていく形が良いのではないでしょうか。


 ■□ 日経平均株価の動向と予想 □■

 本日の日経平均株価終値は-525円の16,883円と下落し17,000円を割り込みました。TOPIXも-39.95の1,361.14ポイントと大幅続落しました。
 昨晩の米NY株式市場は大幅安となりました。ロシアの2014年の原油生産量はソ連崩壊後で最高となり、イラクの12月の原油輸出は1980年以降で最大となりました。こうしたことから米原油先物は2009年4月以来となる1バレル=50ドル割れを記録し、北海ブレント原油先物も約6%安となりました。ギリシャの政情不安に加えて同国がユーロ圏から離脱するとの懸念から、ユーロは対ドルでほぼ9年ぶりの安値をつけました。

 東京株式市場は、昨晩の米NY株式市場は大幅安、為替は円高方向に振れ、シカゴ平均株価先物も安く売られたことから、売り優勢で取引を始まりまし
た。
 日経平均株価は-307円の17,101円と大きく水準を下げて始まりました。寄付き後も反発という反発を見せることはできずに売り優勢の展開が続き-455円の16,953円で前場の取引を終えました。後場に入っても軟調商状は継続し-525円の16,883円と大幅安で本日の取引を終えました。

 日経平均株価の中期基調はフラットから下向きに転換。短期基調は下向き継続となっております。日経平均株価のサイコロは●○○○○○●○●●●●「6勝6敗」。日足は下放れ陰線を形成しております。
 市場では「先進国の株価には高値警戒感があり、利益確定売りが出やすい状況だった。悪材料に敏感になっている。ギリシャの総選挙が行われる25日までは積極的にポジションを取りにくい」「原油安やギリシャ問題に対する懸念から前日の米国株が大幅安となった流れを受け、幅広い銘柄に売りが先行した」などと指摘されております。

 日経平均株価は予想以上に売られ17,000円台を割り込んできました。ギリシャ懸念や原油安を受けて投資マインドが後退し、先物に仕掛け売りが出ているようです。本日終値は16,883円となっておりますが、目先は12月17日の直近安値である16,672円が意識されます。これを割り込んでくると、調整も長引く形となりそうです。まずは、16,672円を割り込むことなく反発に転じることが出来るかが注目されます。
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