さてさて、昨日ツイートしたようにギリシャ議会で大統領選出のための最終(第3回目)投票が実施されましたが、残念ながら規定票数(180票以上)に足りず、新大統領の誕生はなりませんでした(´・ω・`)ショボーン
この結果、憲法により議会は解散となり、来年2015年の1月25日に総選挙が行われる運びとなりました。
そして、問題は再び欧州債務問題が再燃するかどうかということでしょう。今日は今後のユーロの値動きを含めて考えておきたいと思います。
ユーロ売り加速中!欧州危機の再来か? 昨夜の市場ではギリシャの株や債券が乱高下すると共に、イタリア、スペインといったEUの中堅国の株・債券も売られることとなりました。
市場としてもギリシャの政局不安を嫌気しており、ギリシャ発の債務危機問題の再燃を意識したようです。ただ、複数のエコノミストらの発言や関連報道を見る限りでは、EUはすでにこうしたリスクに対して備えをしており、いくつかのセーフティー機能を有していることから、金融不安がEU全体に広がるようなことはないといった見方が強まっています。
なので、2010~2012年頃のような金融危機が発生する可能性は低いようですので、この辺は過度に心配する必要はないのかもしれません。とりあえず現段階では、深刻な影響を受けるのはギリシャのみであるといった意見が大勢となっています((φ(・д・。)ホォホォ
また、仮に総選挙で反緊縮派の急進左派連合(SYRIZA)が勝利することになったとしても、ギリシャが再度深刻な危機に陥るというようなことは避け、妥協点を探る交渉を行うのではないかとされています。まぁEUもギリシャも大人の解決をするということでしょうかね。
したがって、今のところは欧州債務危機といった不安感は薄まりつつありますが、それ以上に問題なのが…