この項では、債券の種類について整理しています。適宜修正・更新しています。各項目の詳細説明は別ページで用語集として順次作成しています。発行体による債券の種類
発行体(発行者)とは、資金を調達するために債券を発行する主体を指します。発行体が破綻するとその債券がデフォルト(債務不履行)に陥るため、発行体の信用リスク(発行体リスク)を認識しておく必要があります。
発行体による債券の種類としては以下のようなものがあります。
国内債券
公共債
国債(日本国債)
政府関係機関債
地方債
民間債
金融債
社債
外国債券
公共債(ソブリン債)
国債(外国国債)
政府関係機関債
国際機関債
民間債
社債
通貨による債券の種類
発行体による債券の種類としては以下のようなものがあります。
円建て債券(円債)
国内債券(国内の発行体が国内市場で発行)
外国債券
サムライ債(海外の発行体が国内市場で発行)
ユーロ円債(国内・海外の発行体が海外市場で発行)
外貨建て債券(外債)
なお狭義の「外国債券」は外貨建て債券(外債)のことを差します。ただし広義の「外国債券」は、外貨建て債券(外債)に加えて、「海外の発行体が国内市場で発行する円建て債券(サムライ債)」と「国内・海外の発行体が海外市場で発行する円建て債券(ユーロ円債)」を含むようです。
また、払込・利払・償還が必ずしも同一通貨であるとは限りません。払込・利払・償還の通貨の組み合わせによって、以下の3種類の債券があります。なお二重通貨建て債券(デュアル・ カレンシー債/リバース・デュアル・ カレンシー債)については、「社債投資まとめ!」ではカバーしていません。
単一通貨建て債券(払込・利払・償還が同一通貨)
二重通貨建て債券
デュアル・ カレンシー債(払込・利払は同一通貨だが、償還は他通貨)
リバース・デュアル・ カレンシー債(払込・償還は同一通貨だが、利払は他通貨)
利息の支払方法による債券の種類
債券の利息の支払い方法は債券によって異なります。利息の支払いによって債券は以下のような分類があります。
利付債
固定利付債
変動利付債
割引債
ディスカウント債(利率年0.5%以上)
ゼロクーポン債(利払なし)
この利息の支払い方法による債券の分類によって、税務上の取り扱いが異なってきますので、どのような課税がなされるのか理解しておく必要があります。(参考:国内債券・外国債券にかかる税金まとめ)
弁済順位による債券の種類
債券はその種類によって、発行企業が破綻するなどした場合の元本と利息の支払いの順位(債務の「弁済順位」と呼ばれます)が異なります。株式も含めると弁済順位は以下のようになります。債務の弁済順位が高い電力債等の「一般無担保社債」信用リスクは低い一方で金利も低く、債務の弁済順位が低い「劣後債」は金利は高いものの信用リスクも高いことに注意が必要です。
一般担保付社債(電力債・NTT債など)
一般無担保社債
優先社債(シニア債)
劣後債
(株式)
投資する前に債券の種類を確認しましょう
このように、債券には「発行体」「通貨」「利息の支払い方法」「弁済順位」によって様々な種類が存在します。債券の種類によって、信用リスクや税務上の取り扱いなどが異なるため、個人向け社債・外国債券に投資する場合には十分に理解することが必要です。