NTTドコモは、東京・有明の東京ビッグサイトで始まった日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)87」に移動基地局車3台と約4キロのアンテナを背負った30~40人のWi-Fiサポーターを投入し、会場周辺エリアの電波を強化したそうです。
夏冬に同会場で開かれるコミケは3日間で約55万人が集まる国内最大級のイベントの1つで、ドコモはこれまでも人が集中する大型イベントで、クアッドバンド(2GHz、800MHz、1.5GHz、1.7GHz)に対応した基地局車を活用してきたそうです。
時間帯で人の流れが変わるコミケのようなイベントでは、Wi-Fiサポーターが威力を発揮しており、来場者の入退場や人気作品の発売時間などに合わせて駅周辺や会場入口、長蛇の列ができる駐車場などに移動し、スマートフォンや携帯電話がつながりにくくなる状況を回避しているそうです。
ドコモはネットワーク強化の一環として4つの周波数のうち、1.7GHz帯と1.5GHz帯の全帯域をLTEに振り分ける「フルLTE」にも取り組んでいるそうです。
アニメのキャラクターを模したコスプレイヤーが集まるイベントに合わせて、西側駐車場に止めた基地局車は来年1月9日にdアニメストアで配信が始まる「艦隊これくしょん」のキャラクターで特別仕様を施し、たくさんの来場者が基地局車の前で記念撮影していたそうです。
また、ドコモはdアニメストアのブースを初出展しており、事前に予約した同ストアの会員と新たな入会者に「艦これ」のクリアファイルを配布し、大勢の来場者でにぎわいを見せたそうです。
dアニメストアは月額400円(税別)で見放題となり、ドコモ以外の携帯電話会社でも視聴できるとのことです。
ドコモもけっこう柔軟なんですね。
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