ここ最近わたしは某銘柄の動きを追っていた。
下がり続ける銘柄だったが、どんな銘柄でも破産しない限りどこかでは反転するものだ。
その反転時期を探っていた訳だ。
出来高の推移と乖離率、RSIなどの数値をリアルタイムで追った。
そして板に出て来る注文の出方や動きを特に注視した。
8月頃に高値をつけた某銘柄は信用の整理期日が接近していた。下げ続ける株価にこらえきれず投げ売りが始まった。
じりじり売りから雪崩売りに変わり、最後は投げ売りになった。
出来高は最近の4倍以上も出来て、それが2日間続いた。
今週は昨日と一昨日にこの銘柄を仕込んだ。板の動きを見ていたが、相当手練れと思われる個人投資家が買い指値を出していた。
注文の出し方が素晴らしい。流れを見ながら当日のほぼ底値付近で連日まとまった指値を這わしていた。
雪崩売りの売り玉を最安値でしっかりゲットしていた。
昨日の注文も素晴らしい位置に出していた。
売り玉が枯れかかっている状況が見え始めたが指値は動かずだった。
恐怖の下げにビビった弱気の保有者が大引けで投げた。最安値でその投げ玉が買われて行った。
そして今日の株価、前日比7.69%高の45円高で推移している。大底を打って反転したのだ。
信念を持って大底買いに向かう個人投資家。どこの誰かは知らないがしっかりチャートを見つめながらの投資姿勢に尊敬を覚えた。