昨日の米国株式相場は僅かに上げたが、ほぼ変わらずといってもいい(DJIA +6.04 @18,030.21, NASDAQ +8.05
@4,773.47)。ドル円為替レートはやや円高方向へ動いた。材料難の中、本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が512に対して、下落銘柄数は1,214となった。騰落レシオは100.89%へ下げた。クリスマス休暇中で市場参加者が少ないからか、東証1部の売買代金は1兆3842億円に急減した。
TOPIXも日経平均も小幅安となったが、ザラ場の値幅は小さく、どちらもほぼ十字足となった。つまり、材料がなければ上にも下にも動けないというメッセージだ。久しぶりに日経平均のフェアバリューをざっくり計算してみよう。予想EPSが1108円、株主の要求収益率を7%とし、EPSの期待成長率を1%として計算してみると
1,108÷(0.07-0.01)=18,466円
という値となった。要求収益率7%というのは私の感覚であり、リスク資産である株式に投資するなら最低でもこれくらいのリターンは欲しいという水準だ。現在のPERが16.1倍なので、要求収益率を逆算してみよう。
PER=1/(r-g)
⇒16.1=1/(r-0.01)なので、r=1/16.1+0.01=0.072=7.2%
ということで現在のPERともほぼ一致している。
TOPIX
-5 @1,421
日経平均 -45円
@17,809円
33業種中30業種が下げた。下落率トップ5は、空運(1位)、電気・ガス(2位)、非鉄金属(3位)、鉄鋼(4位)、証券(5位)となった。