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【１】今日の相場 ＊＊
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◎日経平均
１７８５４.２３（＋２１９.０９）△１.２４％
◎ＴＯＰＩＸ
１４２６.０２（＋ １２.９７）△０.９２％
◎売買高概算 ２１億３９３７万株
◎売買代金概算 ２兆０４０３億円
◎時価総額 ５１２兆２８５７億円
◎値上り銘柄数 １１７２
◎（年初来）新高値 １２８
◎値下り銘柄数 ５６０
◎（年初来）新安値 １０
◎変わらず １２８
◎騰落レシオ（２５日） １１２.０２％
◎カイリ率（日経平均）
２５日線比＋２.２９％
７５日線比＋８.５８％
◎為替
（対ドル） １２０.３９
（対ユーロ）１４６.５７
◎出来高上位
１.みずほ ＜８４１１＞
２０２.５円（± ０円）１５３,８０９千株
２.石塚硝子 ＜５２０４＞
２８０円（－ ２８円）１３４,１１５千株
３.ユニチカ ＜３１０３＞
６０円（± ０円） ７８,２１９千株
４.東京電力 ＜９５０１＞
４６４円（＋ ７円） ５６,０９３千株
５.コスモ石油＜５００７＞
１７４円（－ １３円） ４１,１６３千株
◎売買代金上位 (円)
１.日経レバＥ＜１５７０＞
１３７４０円（＋ ３４０円） ８５,７１０百万
２.トヨタ自 ＜７２０３＞
７６５７円（＋ １２２円） ７１,１２８百万
３.マーベラス＜７８４４＞
１６７３円（＋ １２円） ５１,１１５百万
４.ソフトＢＫ＜９９８４＞
７４５０円（＋ ２３円） ４６,８２９百万
５.石塚硝子 ＜５２０４＞
２８０円（－ ２８円） ４１,２２９百万
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り５９０万株 買い１０１０万株
天皇誕生日で飛び石連休明けとなった本日の東京市場は日経平均株価が５日連続高、前日比２１９円（１．２４％）高の１万７８５４円で取引終了です。
連休中にＮＹダウが連日で上昇、昨晩は６４ドル高の１万８０２４ドルと史上初の１万８０００ドル台乗せとなったこと、加えて円相場が１ドル＝１２０．５０円前後と円安水準で推移したことを好感して朝方から幅広い銘柄に買いが先行。買い一巡後も先高期待からの押し目買い意欲は旺盛であり、終日１万
７８００円台と高い水準での値動きで推移しています。売買代金は概算２兆４０３億円、上海総合指数は６０ポイント（１．９％）安の２９７２です。
業種別では、水産、陸運、自動車、化学、空運、電機などが高く、石油、不動産、海運などが下げています。
個別銘柄では、保育施設を運営するＪＰＨＤが２０円高の３８０円と５％を超える上昇。政府が２０１５年度に幼児教育の無償化を拡充する検討に入ったと報じられ、材料視した買いが入っています。所得制限を設けて５歳児の一部に導入する案や現行制度を踏まえて第２子にも広げる案などが浮上しています。幼児の体育指導を手掛ける幼児活動研も急伸し、１２１円高の９３８円と値を飛ばしています。
人材業界２位のテンプＨＤが１３５円高の３８１０円と値を上げています。パナソニックの子会社で人材派遣事業を手掛けるパナソニックエクセルスタッフを買収すると発表し、材料視した買いが入っています。株式約６６％を２０１５年３月末に取得して子会社化し、取得価額は１６９億円となる見通しです。
ロボットスーツ「ＨＡＬ」の開発・販売を手掛けるサイバーダインが３１４円高の３１７０円と大幅高。オムロンとロボット事業を含む「事業基本合意」に関する契約を締結したと発表し、将来の業績拡大を期待した買いが集まっています。
ジーンズメイトが５６円高の２６４円と大幅高。１２月（１１月２１日～１２月２０日）の既存店売上高が前年同月に比べ１１％増加と発表。パーカやセーター類に加え、アウターやマフラーなどの防寒商品が好調であり、好感した買いが膨らんでいます。
水産最大手のマルハニチロが７２円高の１７８６円と値を飛ばし、４月１日に付けた年初来高値１８００円に急接近しています。２２日の引け後に２０１５年３月期の連結純利益が１００億円になる見通しと発表。旧マルハニチロの１４年３月期に比べて３倍超となり、好業績を好感した買いが入っています。
その他、東京ディズニーランド・シーを運営するオリエンタルランドが３９０円高の２万７４７０円と値を飛ばして年初来高値更新、その筆頭株主の京成電鉄も円高の１４８７円と年初来高値更新。
リニア中央新幹線工事開始でＪＴ東海が４６５円高の１万８３８５円、ＪＲ東日本も２００円高の９２３２円といずれも年初来高値更新、外国人観光客増で真珠のＴＡＳＡＫＩが１６２円高の１９９３円と連日で大幅高、東京ドームも４３円高の５３５円と値を飛ばしています。
本日の新高値銘柄は、日清粉、森永菓、森乳、明治ＨＤ、日ハム、キッコーマン、キューピー、クスリのアオキ、ビックカメラ、日本触媒、電通、花王、オリエンタルランド、ＪＵＫＩ、ミネベア、大崎電気、ＩＨＩ、三菱食品、キヤノン、ＴＡＳＡＫＩ、東京エレク、京成電、ＪＲ東、ＪＲ東海、ファースト
リテイリング・・・等々です。
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【２】主な材料 ＊＊
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・第３次安倍内閣が今夜発足 首相が官邸で記者会見
・大東京信組と北部信組、来年１２月合併で基本合意
・賃上げ前向きに検討、経団連が交渉指針を大筋了承
・１～３月鋼材需要見通し、建設向け減り１．３％減
・関電、家庭向け値上げ申請 赤字拡大３期連続無配
・三井住友銀行、シティバンクの国内個人部門取得へ
・ソニー子会社、サイバー攻撃受けた映画を一転公開
・アップル、ロシアで販売再開 通貨安で３５％値上
・ユーロ相場、対ドルで２年５カ月ぶりの安値水準に
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【３】主な投資判断 ＊＊
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［ＵＢＳ証券］
据置き Ａ
（6371）椿本チエイン 1,050→ 1,100円
［モルガンＳＭＵＦＪ証券］
据置き Ａ
（6869）シスメックス 5,700→ 6,100円
［野村証券］
据置き Ａ
（4272）日本化薬 1,700→ 1,800円
据置き Ａ
（4996）クミアイ化学 840→ 1,090円
据置き Ａ
（9076）セイノーＨＤ 1,200→ 1,400円
据置き Ａ
（9843）ニトリ 7,500→ 7,800円
引下げ Ａ→Ｂ
（4508）田辺三菱製薬 2,000→ 1,850円
［三菱ＵＦＪＭＳ証券］
引上げ Ｂ→Ａ
（9681）東京ドーム 480→ 600円
※３段階評価はＡ～Ｃ、５段階評価は１～５にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【４】伝言ゲーム ＊＊
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伝言の早さと正確さを競う「伝言ゲーム」というのがあります。１０人前後が横に並び、出題された文章を記憶し耳打ちで次々に伝えていくのですが、最後まで正しく伝わるのは稀なことです。
噂話のたぐいもそうで、かなり誇張されたり、違う内容となってしまうことが少なくありません。最近はインターネット及び電子メールの普及で、内容が真実であるかどうかに関わらず、瞬く間に話が広ります。
数年前、ある地方銀行に起こった事態も「伝言ゲーム」が引き起こしたパニックといえます。顛末を簡単にご紹介いたします。
ある日、「○○銀行がつぶれるそうです。」というメールが不特定多数の人に送られました。翌日の昼ごろにはかなりの範囲で噂が広がり、預金引き出しを求める客が増え始めたようです。（以下、新聞記事）
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現金自動受払機（ＡＴＭ）の現金が一時的に不足して長い行列が出来たことなどがまたうわさとなって広がり、県内全域に拡大。知人同士でメールで伝え合ったりインターネットの掲示板にも取り上げられた。さらに家族や職場、買い物先などで口コミの形で次々と伝わり、午後５時ごろには本支店やＡＴＭは各地で長蛇の列になった。
このうち○○の本店ＡＴＭコーナーの行列は午後６時過ぎ、２００人近くに達した。並びながら携帯電話で連絡を取り合い、さらに「テレビでも流したらしい」「ラジオで聞いた」など根拠のない情報も流れた・・・。
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その日の夕方は県内全域で携帯電話がつながりにくくなったと言いますから、大変なことです。もちろん、その銀行及び管轄区域の財務支局はすぐに完全否定しましたが、はじめに発信された情報が悪意のあるいたずら目的であるとすれば迷惑千万な話です。
インターネットは情報の伝播速度を飛躍的に高め、一旦発信された情報は瞬時に広がります。ほとんどの場合、情報の内容が真実であるかどうかということは二の次・三の次、取りあえず行動することが得策のようになってしまいます。場合によっては噂が元で事実となるケースもあるでしょう。
仕方がないことではありますが、誰もが確かな証拠がないにも関わらず周りの行動に影響されてしまいます。掲示板等の発言に影響されて売り買いするのもこの類で、私達はこういった環境に身を置いているということを認識する必要があります。
