概況

ヒロろんさん

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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      
18030.21(+  6.04)△0.03%

□ナスダック       
4773.47(+  8.05)△0.17%

□S&P500      
2081.88(-  0.29)▼0.01%

□ダウ輸送株       
9178.89(+ 28.83)△0.32%

□半導体株(SOX)    
696.35(+  1.02)△0.15%

□NY原油先物
(2月限)   55.84(- 1.28)

□NY 金先物
(2月限) 1173.50(- 4.50)

□バルチック海運指数    
782   (- 6)

□為替      
(対ドル)120.42 
(対ユーロ)146.94

□CME日経225先物 
17825(+ 35)※大証比



 24日のNY株式市場は、雇用関連指標の改善を好感してダウは6営業日続伸、過去最高値も3日連続で更新しました。

 この日は、朝方発表された週間の新規失業保険申請件数が前週比で小幅な増加を見込んでいた市場予想に反して減少したことを好感して買いが先行。前日の7~9月期GDPの大幅な上方修正や、米連邦準備制度理事会(FRB)が市場寄りの政策を継続するとの期待も引き続き支援材料となりました。

 ただ、クリスマス前日のこの日は午後1時までの短縮取引で、積極的な商いが手控えられたほか、利益確定の売りも出て上げ幅を縮小、前日終値付近で取引を終了しました。

 ダウは小幅高で6営業日続伸。取引時間中の最高値を1万8086ドルまで伸ばし、終値としても3日連続で過去最高値を更新。前日下げたナスダックは小幅ながら反発しました。

 業種別では、公益や健康医療などが上昇し、エネルギー、素材、金融などが軟調でした。

 個別銘柄では、前日下げたギリアド・サイエンシズやアムジェンなどのバイオ関連株が反発しナスダック指数を下支え。売却制限(ロックアップ)が解除された小型カメラのゴープロは、大量の売り物が出て株価下落が警戒されていましたが、今のところそういった様子も見られず、買い戻しから株価は大幅高となっています。

 原油安を受けてデルタ航空やユナイテッド・コンチネンタルなどの航空株が上昇した一方、エクソンモービルやコノコフィリップスなどのエネルギー株が下落。JCペニーやコールズ、ベストバイ、アマゾンなど、消費関連株の一角も下げています。

 ダウ構成銘柄では、ボーイング、ビザ、メルク、ナイキなどが上げた一方、エクソンモービル、マイクロソフト、デュポン、シェブロンなどが下げています。

 NY原油先物(WTI)は、週間の在庫統計で予想に反して原油在庫が増加していたことから売りが優勢となり反落。金先物は3日続落で、11月13日以来、約1カ月半ぶりの安値水準で取引を終了。バルチック海運指数の下落は24営業日連続となっています。

 CME日経225先物は、円建ては17825(大証比35円高)、ドル建てが17900(同110円高)で取引を終了しました。



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【2】主な注目材料とニュース                   **
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☆注目材料

 = NYダウ、史上最高値更新! =

 昨晩のNYダウは6日連続高、前日比6ドル高の1万8030ドルと3日連続で史上最高値を更新しています。

 シカゴ日経平均先物は1万7825円と昨日の東京市場の日経平均株価1万7854円と比べて30円ほど安い水準となっています。

 今朝6:25の円相場は、対ドルで1ドル=120円42銭前後(昨日16:00台は120円39銭)とほぼ横ばいで推移しています。対ユーロは1ユーロ=146円94銭前後(同146円57銭)とやや円安が進行しています。

 NY原油は、前日比1.28ドル安の1バレル=55.84ドルとなっています。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間の石油在庫統計で、原油在庫が前週比730万バレル増と市場予想の270万バレル減に対して大幅に増加したことを嫌気し、売りが出ています。

 NY金価格は3日連続安、前日比4.5ドル安の1トロイオンス=1173.5ドルとなっています。終値ベースで11月13日(1161.5)以来、約1ヵ月半ぶりの安値水準となっています。米雇用関連指標が改善し、米FRBが早期利上げに動きやすくなったとの観測が強まり、売りが出ています。


 昨日の日経平均株価は大幅高、前日比219円高の1万7854円と5日連続で上昇しています。12月8日に付けた年初来高値1万7935円(終値ベース)にあと81円と迫っています。

 東証1部の売買代金は2兆0403億円と38日連続で2兆円を上回っています。

 東証が昨日発表した12月19日時点の信用取引残高(東京・名古屋2市場合計)は、買い残が5週ぶりに減少し、前週比130億円減の3兆0144億円となっています。一方、売り残は2週連続で減少し、前週比620億円減の6288億円となっています。信用倍率は前回(12月12日時点)の4.3
8倍から4.79倍となっています。

 安倍自民党総裁は昨日、衆参両院の首相指名選挙で第97代首相に選出されています。

 本日は、日本経済団体連合会審議員会で黒田日銀総裁の講演が予定されています。

 14:00に資源エネルギー庁から12月22日時点の給油所の石油製品価格が発表されます。15日時点のレギュラーガソリンの全国平均価格は前週(8日時点)と比べ2.9円安い1リットル当たり152.4円と22週連続で値下がりしています。7月14日時点の169.9円をピークに低下し、下げ
幅は合計で17.5円に達しています。

 今晩の海外主要市場はクリスマスで休場となります。


◆主なニュース

・首相、「強い経済取り戻す」 雇用・医療で大胆改革

・参院選をにらむ首相 長期政権へ「強い経済」正念場

・「ふるさと納税」拡充、減税額を2倍に 政府・与党

・老朽原発5基廃炉、年度内に決定 原電の敦賀1号も

・独立「VAIO」ソニーと競う 来月にもスマホ参入

・マクドナルド、成績別FC店支援 来年20億円規模

・サッポロ、米の果汁飲料買収 豊田通商と120億円

・セコム、空から見張り 16年から無人飛行船で警備

・ABCマート、営業益最高に 3~11月期、2割増

・中国、地方債務問題改善に動く 隠れ借金の膨張防ぐ



◆経済指標等

・貿易統計(12月上旬、財務省)
・企業向けサービス価格指数(11月、日銀)
・日銀金融政策決定会合の議事要旨(11月18~19日開催分)
・新設住宅着工戸数(11月、国交省)
・建設機械出荷額(11月、日本建設機械工業会)
・パソコン国内出荷実績(11月、電子情報技術産業協会)
・外食売上高(11月、日本フードサービス協会)
・ガソリン給油所価格(22日時点、資源エネ庁)


◆その他

・年内受け渡し最終売買日

・新規公開 
カヤック(東マ・3904)公開価格 560円
      
エクストリーム(東マ・6033)公開価格1,400円
      
東京ボード工業(東2・7815)公開価格2,180円

・主な決算 
Jフロント(3086:百貨店大手の大丸と松坂屋が統合)
      
ウェザーニューズ(4825:民間気象情報で世界最大手)
      
象印マホービン(7965:調理用家電・リビング用品専業)
      
しまむら(8227:低価格の実用・ファッション衣料等)


・米英独などの市場はクリスマスで休場




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【3】心に残る名言                        **
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  例えれば、鍛冶屋が腕を振って腕が太くなるように、元気を出し続けると元気は増して来るものである。


                         
  三宅 雪嶺
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