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【1】NY市況 **
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□ダウ工業株
18024.17(+ 64.73)△0.36%
□ナスダック
4765.42(- 16.00)▼0.33%
□S&P500
2082.17(+ 3.63)△0.17%
□ダウ輸送株
9150.06(+ 68.53)△0.75%
□半導体株(SOX)
695.32(- 1.36)▼0.20%
□NY原油先物
(2月限) 57.12(+ 1.86)
□NY 金先物
(2月限) 1178.00(- 1.80)
□バルチック海運指数
788 (- 6)
□為替
(対ドル)120.75
(対ユーロ)146.94
□CME日経225先物
17850(+250)※大証比
23日のNY株式市場は、GDPが大幅に上方修正されたことを好感して買い優勢となりました。ダウは5営業日続伸となり、史上初めて1万8000ドル台で取引を終了。S&P500も過去最高値更新です。
朝方発表された7~9月期の米実質国内総生産(GDP)確定値は年率換算で5.0%増と、改定値の3.9%増から大きく上昇修正され、03年7~9月期以来11年ぶりの高成長を記録。GDPのおよそ7割を占める個人消費は2.2%増から3.2%増に、民間設備投資は7.1%増から8.9%増にそ
れぞれ上方修正されました。
GDPの上振れを好感して買いが先行し、NYダウは史上初めて1万8000台に乗せて推移。この日発表された11月の個人消費支出は市場予想を上回ったものの、11月の耐久財受注額や11月の新築住宅販売件数などが市場予想を下回るなど冴えない経済指標もありましたが、世界的な金融緩和の流れが
買いを後押ししました。
ダウ、S&P500ともに5営業日続伸で過去最高値を更新。ナスダック指数はバイオ関連株の下落が響き5営業日ぶりに反落しました。
業種別では、エネルギーを筆頭に素材や生活必需品、一般消費財、金融などが上昇した一方、健康関連が下落しました。
個別銘柄では、景気拡大が続くとの見方から需要回復への期待で原油相場が反発し、エクソンモービルやシェブロンなどのエネルギー株が上昇。自社株買いを発表した天然ガス生産のチェサピーク・エナジーが大幅高。景気動向に敏感なキャタピラーやボーイング、デュポンなども堅調に推移しました。
ハイテクセクターのマイクロソフトやグーグル、金融のバンカメやJPモルガンなども高く、好決算を発表したドラッグストアのウォルグリーンが上昇。一方、ギリアド・サイエンシズ、アムジェン、メルク、ファイザーなどの医薬品株が軒並み下落。薬剤給付管理(PBM)サービス会社がC型肝炎治療薬に
関してコスト高となる薬は提供しないとしており、薬価引き下げの圧力が強まるとの懸念から医薬品株が売られました。
ダウ構成銘柄では、シェブロン、コカコーラ、デュポン、ボーイング、エクソンモービルなどを上位に25銘柄が上昇した一方、メルク、ジョンソン&ジョンソン、ファイザーが下落し、スリーエムとユイナテッド・テクノロジーズが小幅安で取引を終了しました。
NY原油先物(WTI)は米GDPの上振れを手掛かりに買われ大幅反発。一方、好調な米GDPを受けて為替市場でドル高となったことが重石となり、金先物は小幅続落となりました。バルチック海運指数(BDI)は23営業日連続で下落し、8月8日以来4カ月半ぶりの低水準となっています。
CME日経225先物は、円建ては17850(大証比250円高)、ドル建てが17935(同335円高)で取引を終了しました。
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【2】主な注目材料とニュース **
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☆注目材料
= NYダウ、初の1万8000ドル台! =
昨晩のNYダウは5日連続高、前日比64ドル高の1万8024ドルと2日連続で史上最高値を更新しています。終値ベースで初の1万8000ドルに乗せています。22日(月)は前週末比154ドル高の1万7959ドルとなっており、2日間では219ドル上昇しています。
= SP500、史上最高値更新! =
S&P500種指数は、前日比3.63ポイント高の2082.17と2日連続で史上最高値を更新しています。22日(月)は前週末比7.89ポイント高の2078.54となっており、2日間では11.52ポイント上昇しています。
シカゴ日経平均先物は1万7850円と22日(月)の東京市場の日経平均株価1万7635円と比べて215円高い水準となっています。
今朝6:30の円相場は、対ドルで1ドル=120円75銭前後(22日16:00台は119円53銭)と22日夕刻と比べて大幅に円安が進行しています。米商務省が昨日発表した7~9月期の米国内総生産(GDP)確定値が年率換算で前期比5.0%増(同・改定値は3.9%増)と03年7~9月期以来、11年ぶりの高水準となったことを受け、ドルが主要通貨に対して買われています。
対ユーロは1ユーロ=146円94銭前後(同146円56銭)とやや円安が進行しています。
NY原油は、前日比1.86ドル高の1バレル=57.12ドルとなっています。22日(月)は前週末比1.87ドル安の55.26ドル(限月交代2月物)となっており、2日間では0.01ドル値下がりしています。
NY金価格は小幅安、前日比1.8ドル安の1トロイオンス=1178.0ドルと2日連続で値下がりしています。22日(月)は前週末比16.2ドル安の1179.8ドルとなっており、2日間では18.0ドル値下がりしています。
22日(月)の日経平均株価は4日連続高、前週末比13円高の1万7635円となっています。8日(月)に付けた年初来高値1万7935円(終値ベース)にあと300円と迫っています。
今年の立会日数は本日を含めて、残り5日となります。
安倍首相は本日召集される特別国会で、衆参両院本会議での首相指名を受け、第3次安倍内閣を発足させます。夜には記者会見し、新内閣の基本方針や内外の重要課題にどのような姿勢で臨むのかを説明します。
政府は、27日に取りまとめる地方の活性化などを柱にした経済対策について、規模を3兆5000億円程度とする方向で調整を進めています。地方の活性化のため、地域商品券の発行など自治体が地域の実態に応じて幅広い用途に活用できる新たな交付金を4200億円規模で盛り込み、住宅市場対策として、「住宅エコポイント」制度の復活や住宅ローン金利を一段と引き下げるために2000億円程度を盛り込む方針です。
気象庁から、3カ月予報(来年1月~3月)が本日発表されます。前回(11月25日)発表の3カ月(12月~来年2月)予報では、平均気温は北日本でほぼ平年並み、東日本以西では暖冬の可能性があるとしています。
本日は第3四半期(3~11月)決算で、ハイデイ日高、パルコなどが発表を予定しています。
海外は、クリスマスイブで豪・香港・英・仏が短縮取引、独は休場。米国は株式・債券・商品市場が短縮取引となります。
◆主なニュース
・日本郵政、来年9月メドに上場 郵貯・簡保と3社同時
・原油安、個人マネーに影 エネ関連など投信1~2割安
・三菱重工、造船事業を分社 LNG船など、再編にらむ
・ホンダ、今年度の国内生産は計画比15%減の90万台
・JFEエンジと鹿島、3種のバイオマス使った発電設備
・国内腕時計メーカー、高価格帯拡充 カシオやセイコー
・パナソニック、仏社と五輪向けシステム 監視カメラ等
・キリン、グループ一体で営業力強化 HD社長に磯崎氏
・7~9月期の米GDP・確定値、年率換算で5.0%増
・中国、胡前主席の側近失脚 「重大な規律違反」で調査
◆経済指標等
・首都圏マンション市場見通し(15年、不動産経済研究所)
・自動車生産販売実績(11月、メーカー8社)
・鋼材需要見通し(15年1~3月期、経産省)
・民生用電子機器の国内出荷実績(11月、電子情報技術産業協会)
◆その他
・特別国会召集(26日まで)
・3カ月予報(気象庁)
・新規公開
綿半HD(東2・3199)公開価格 640円
ヨシックス(JQ・3221)公開価格2,640円
データセクション(東マ・3905)公開価格 520円
・主な決算
ハイディ日高(7611:「中華食堂日高屋」主力)
・イギリスやドイツ等の市場が休場
・米株式・債券・商品市場は短縮取引
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【3】心に残る名言 **
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愛の実体を追求しすぎることは、ラッキョウの皮をむくようなもので、ムキすぎると無くなってしまいます。
伊藤 整(女性に関する十二章)