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【1】NY市況 **
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□ダウ工業株
17804.80(+ 26.65)△0.15%
□ナスダック
4765.38(+ 16.98)△0.36%
□S&P500
2070.65(+ 9.42)△0.46%
□ダウ輸送株
8989.45(+ 36.12)△0.40%
□半導体株(SOX)
686.09(- 2.03)▼0.29%
□NY原油先物
(1月限) 56.52(+ 2.41)
□NY 金先物
(2月限) 1196.00(+ 1.20)
□バルチック海運指数
803 (-11)
□為替
(対ドル)119.49
(対ユーロ)146.10
□CME日経225先物
17770(+ 30)※大証比
先週末のNY株式市場は、原油相場の反発などを好感して3日続伸となりました。
ダウは12月5日の過去最高値(1万7958ドル)から16日の1万7068ドルまでわずか7営業日で890ドルの下落を演じましたが、前日までの2日間で700ドル超戻したことから、相場が下げ止まったとの見方が広がりました。
日銀や欧州中央銀行(ECB)が緩和的な金融政策を続ける中、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げに慎重な姿勢を示したことも引き続き支援材料。5年7カ月ぶりの安値水準にあった原油相場が反発し、シェブロンなどのエネルギー株が上昇したことも指数を押し上げ、ダウは上げ幅は一時100ドル近くまで拡大しました。
主要3指数ともに3日続伸となりましたが、連日で上昇していることや、週末を前に利益を確保する売りで引け間際に上げ幅を縮小しています。
業種別では、エネルギーの上昇が目立ち、素材、資本財などが堅調だった一方、生活必需品が下げました。
個別銘柄では、原油相場の反発を手掛かりにエクソンモービル、ハリバートンなどのエネルギー関連株が軒並み高。好調な決算を発表したソフトウェアのレッドハットが大幅高。アナリストが目標株価を引き上げた交流サイト(SNS)のフェイスブックも上昇しました。
一方、前日夕に決算を発表したスポーツ用品のナイキは利益確定の売りで下落。ウォルマートやターゲット、ビザやマスターカードなど消費関連が軟調に推移。アップルやインテル、コカコーラやジョンソン&ジョンソンなどの大型株の下落も目立ちました。
ダウ構成銘柄では、シェブロン、エクソンモービル、ゼネラル・エレクトリック、デュポン、ホームデポなどが上昇した一方、ナイキ、インテル、ジョンソン&ジョンソン、ユナイテッド・テクノロジーズなどが下落しました。
NY原油先物(WTI)は、持ち高調整の買い戻しで反発。金先物は3日続伸。バルチック海運指数(BDI)は21営業日連続安です。
CME日経225先物は、円建ては17770(大証比30円高)、ドル建てが17780(同110円高)で取引を終了しました。
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【2】主な注目材料とニュース **
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☆注目材料
先週末のNYダウは3日連続高、前日比26ドル高の1万7804ドルとなっています。12月5日に付けた史上最高値(1万7958ドル)にあと154ドルと迫っています。
シカゴ日経平均先物は1万7700円と19日(金)の東京市場の日経平均株価1万7621円と比べて80円ほど高い水準となっています。
週末のNY市場の円相場は、対ドルで1ドル=119円45銭~55銭(19日16:00台は119円29銭前後)とやや円安が進行しています。対ユーロは1ユーロ=146円00銭~146円10銭(同146円56銭前後)とやや円安に振れています。
NY原油は大幅高、前日比2.41ドル高の1バレル=56.52ドルとなっています。16日(火)に一時53.60ドルの安値を付けた後は原油安が徐々に落ち着くとの見方が広がり、押し目買いが入っています。
NY金価格は3日連続高、前日比1.2ドル高の1トロイオンス=1196.0ドルと小幅に上昇しています。
19日(金)の日経平均株価は大幅高、前日比411円高の1万7621円と3日連続で上昇しています。25日移動平均線(1万7413円)を7日ぶりに上回っています。
本日は、14:00に11月の全国スーパー売上高が発表されます。10月の売上高は既存店ベースで前年同月比1.9%減の1兆0482億円と消費増税があった4月以降、7ヵ月連続で前年実績を下回っています。10月は相次ぐ台風の到来など天候不順もあり来客数が低迷。衣料品や住関連商品などが伸
び悩んでいます。
16:00に11月のコンビニエンスストア売上高が発表されます。10月の売上高は既存店ベースで前年同月比1.1%減の7532億円と7ヵ月連続で前年実績を下回っています。北日本で平均気温が低かったことに加え、相次ぐ台風の到来により、来店客数が1.2%減と8ヵ月連続で前年実績を下回っ
たことが響いています。一方、淹れたてコーヒーなどレジ周り商品の好調を受け、平均客単価は0.1%増と2ヵ月ぶりにプラスとなっています。
その他、今週の主な国内経済指標・行事として本日は12月の金融経済月報(日銀)、24日(水)は特別国会召集(~26日)、第3次安倍内閣発足。25日(木)は11月の新設住宅着工戸数、日銀金融政策決定会合議事要旨(11月18~19日開催分)。26日(金)は11月の全国消費者物価指数、
12月の東京都区部消費者物価指数、11月の家計調査、11月の完全失業率、11月の有効求人倍率、11月の鉱工業生産指数の発表などが予定されています。
海外では、今晩は11月の米中古住宅販売件数。23日(火)は7~9月期の米GDP確報値、11月は米耐久財受注、10月のFHFA米住宅価格指数、11月の米新築住宅販売件数、11月の米個人所得・消費支出。24日(水)はクリスマスイブで豪・香港・英・仏は短縮取引、独は休場、米国は株式・債券・商品市場が短縮取引などとなっています。
週後半の25日(木)はクリスマスで主要市場が休場。26日(金)は引き続き主要市場(豪・香港・独・英・仏など)の多くは休場、米国は通常通り行われます。
◆主なニュース
・出光、昭和シェル買収へ交渉 TOB、5000億円規模
・法人税、3年で20%台 政府・与党、財源と一体で検討
・住宅ローン減税、1年半延長方針 贈与非課税枠も拡充へ
・研究減税、400億円超縮小 控除上限30%を25%に
・日銀総裁、原油安「物価押し下げ」 2%目標来年正念場
・東芝、韓国企業と和解成立 ハイニックスから330億円
・ミネベア、独計測機器大手を買収 政投銀と150億円で
・イオン、中国の内陸部の郊外SCで攻勢 武漢に集中出店
・東南ア賃金2~3割上昇、中国に迫る 日系企業コスト増
◆経済指標等
・金融経済月報(12月、日銀)
・食品スーパー売上高(11月、日本スーパーマーケット協会)
・全国スーパー売上高(11月、日本チェーンストア協会)
・全国コンビニ売上高(11月、日本フランチャイズチェーン協会)
・米中古住宅販売件数(11月)
◆その他
・新規公開
インターワークス(東マ・6032)公開価格1,750円
イーレックス (東マ・9517)公開価格1,170円
・市場変更
たけびし(7510)東2→東1
・主な決算
ニトリ(9843:家具・インテリア製造小売りチェーン)
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【3】心に残る名言 **
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かしこく思われる必要なし、
かしこくあることのみ必要なのだ。
中野 重治(愛しき者へ)