雑談

ヒロろんさん


 年末も押し迫り、にわかにあわただしくなってまいりました。


 さて、水曜日(17日)から一気に相場上昇に弾みが付き、週末金曜日まで日経平均株価は3日連続高。この間の上げ幅は866円に及んでいます。これをクリスマスラリーとも呼びますが、昨年、いや例年と全く同じ展開です。

 ちなみに、昨年の場合も一時的に弱含んだものの、今年と同日の17日に相場は底打ちして上昇に転じ、大幅高を演じています。


 話を戻しまして、今年の場合は12月8日の瞬間高値1万8030円から12月17日の瞬間安値1万6672円まで下押しする過程で巷では弱気ムード一色。「お先真っ暗」とばかりに悲観的な見方や論評が蔓延し、もっともらしく聞こえました。


 そうした中、日経平均株価の12月17日の安値は1万6672円でした。


 それでは「今後の見通しはどうか?」となりますが、自公両党で326議席と3分の2(317議席)を超す圧勝で終わったこの度の衆院選。過去、3年未満で衆院選挙を実施した例は、1986年の中曽根内閣当時の衆参ダブル選挙で自民党は300議席を獲得して圧勝しました。もう一つは2005年の小泉内閣当時の「郵政解散」で、その際も自民党は296議席を獲得しています。


 2005年のケースでは、8月8日に郵政民営化関連法案が否決されたのを受け、小泉首相は同日に衆議院の解散を表明。自民党は圧勝することになります。日経平均株価はその8月8日の1万1778円から翌年4月7日の1万7563円にかけてほぼ一本調子で上昇、値幅にして5785円、率にして何と49%という驚異的な上げを示現しました。


 1986年のケースでは、解散日6月2日の日経平均株価は1万6739円。上げ下げしながらも上昇トレンドは継続し、翌年10月14日の高値2万6646円まで値幅にして9907円とほぼ1万円の上げを示現しています。


 その後も上昇トレンドは継続し、バブル期ピークの89年年末の3万8915円まで2万円以上駆け上がることになります。過去2回のケースでいずれも大きく上昇した経緯があるだけに、この度も相応の期待が高まります。


 ここまで相場はシナリオ通り上昇してきています。それでもまだまだ序の口。米中間選挙後の相場は高いという強力なアノマリーもありますが、相場は始まったばかりであり、ここからが本番です。この度のクリスマスラリー、掉尾の一振、新春相場、そして大空に舞い上がる鯉のぼり相場を経て大きな大きな果実となって実を結ぶ可能性は高いです。


 既に日経平均株価は07年7月に付けたリーマン・ショック前の高値1万8261円(今週末終値1万7621円)が指呼の間になり、もはやターゲットは2000年4月の2万833円、すなわち2万円超えとなります。


 安倍氏のミックスジュースを好んで飲んでいる投資家と、飲まない投資家とで格差が広がっており、その差は益々拡大する傾向にあります。「国策に売りなし」と申しますが、実際に安倍首相誕生前夜から強力な株高の動きとなっており、この上向きの流れにしっかりと乗って行きたいところです。
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