高齢者の爺ちゃんの朝は早い。午前4時に目が覚めた。
外は暗くて激寒の朝だ。氷点下になっている。庭に置いてあるバケツの水が凍っている。
気温とは逆に夜間の株がぶっ飛んでいる。
現在時刻のNYダウは288ドル高、日経先物は340円高と開始時からまだ上がっている。
強い相場だな~ つい一週間前の個人投資家は大泣きの涙顔だったのが、今は驚きの笑顔が戻っている。
為替だってドル円は瞬く間に5円も動いたし、その激しい動きにほんろうされてペースを崩した方は多かった事でしょう。
株の基本のひとつに「誰も株は安く買いたい」というのがある。
ある程度までなら高値を追っかけて買い進む事が出来るが、相当な高値圏に達したら「この株価を急落させて安くなったところで買えばいいんだ」という考え方に変わる。
同じ株を買うのに、高い金を出して買うより安くなった時に買えばいいじゃん。
わかりきった事だよね。
今迄言われなかった「原油安による処分売り」→「ロシア経済苦境」のように、次々と悪材料が飛び出て来て株価が急落する。
経験の浅い個人投資家は、ビックリして狼狽売りなどで損害を出したかもしれないね。
相場は所詮騙し合いの世界。相手の儲けをいかにして分捕るか、そればかりを考えている。
「みんなで仲良く儲けましょ!」こんなお人好しはひとりも居ないよ。